のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

ただ声だけが空の裡に残るのかも知れない。

2011-11-30 | のどのどぬ人

11月30日

昨日の忘年会(今年2回目の福島県・穴原温泉へ宿泊)の帰りに, 仙台行き.
仙台は銀杏がとてもきれい.
銀杏並木の黄色を上から見たらさぞかし綺麗だろうなぁ.

映画「グレン・グールド」を観て, ふと, グールドが指揮者だったら…と考える.
自分の音を完璧にコントロールしたピアニスト.

映画にはフィンガー・タッピングについての映像が出てきます.
これがすごい.
映像を観ると原理は分かるのですが, なかなかどうして, 実際にやろうとするとめちゃくちゃ難しいことだと思うのです.

独特の姿勢で, 歌いながらピアノをなぞるグールド (歌いながら弾くスタイルは, 母親が歌いながらピアノを教えてくれたことに由来してるんですね).
いつ聴いても, そのうたは新鮮です.

(ド:漱石「草枕(三角の世界)」より)

のどマガ第82号

2011-11-30 | メルマガ・新聞

11月30日

風の冷たい夜です。明日の最高気温、米沢では2℃だとか…。(最低気温、の聞き間違いと、思いたし…。)寒さにめげず「のどのど便り」(毎月末配信のメールマガジン)第82号を配信いたしました。

今月のお品書きは…

▼荒れた心としゃがれた声に (ツキモトクミコ)
▼「cloth」review・後編 (ドイヒロカズ)
▼本の読み方 (チダショウコ)

どうぞホットワインやコーヒーを片手に、お時間のあるときにゆっくりとお楽しみください。
4th CD「cloth」のご注文もお待ちしています。

*メルマガをお読みいただいている皆様、2通届いてしまった方があるかもしれません…。それから最後の一文、「第82号として送信されています」が第81号と間違っておりました、スミマセン、次回配信当番の際には気をつけます!

(ゆ)

トリプトファン

2011-11-27 | のどのどぬ人

11月27日

今日は米沢工業高校でブレス講習会.
たっぷりフル・ブレスをする練習, ブレスのキャパを拡げる練習, クイック・ブレスの練習…, とさまざま指導していただきました.
ブレスの練習ひとつでもたくさんのポイントがあって, 奥深い世界です.

さて, 夜には大阪市長/県知事選の模様がメディアで報道されました.
大阪都構想に隠れて他の姿勢が見えにくいまま (「都構想」「独裁者」のキーワードでメディアが埋め尽くされる前まで遡らない限り, それ以外の戦略はとても見えにくかったと思うのです), 橋本さんの大阪市長選勝利が決まりました.
都構想についてはもっともっと勉強しなければ, 都にすべきなのかどうか僕は意見を持てないのですが, 大阪の学校については既にとても心配です.
本当に.
「独裁者」の言説が何故かポジティヴに蔓延るまま, 教育まで独裁されてはどうなるのでしょうか.
期待たっぷりで固められたイメージのその裏側を, しっかりと見定めなければと思うのです.

(ド:「バランスよくとること」が大事(笠井奈津子「甘い物は脳に悪い」))

その時はじめて見えるもの。

2011-11-27 | のどのどぬ人

11月27日 米沢フィルハーモニー管弦楽団第48回定期演奏会~復興への祈り~

シベリウスの交響詩「フィンランディア」、ドヴォルジャークの交響曲第9番「新世界より」。どちらも、作曲者がそれぞれの状況下で祖国を想って書いた曲。こういう今だから、この選曲にしました、と。昨夜の居残り特訓の様子を、覗き見ていた四戸さんのコール・アングレ。「新世界より」のソロは、本番がもちろん一番よかった!そして演奏を聴きながら、こうして音楽活動を、演奏会を、楽しめる日常がここには戻ってきていたんだっけなということを、また思い出す。

終わってリブレーヴ・サクソフォン・クヮルテットの練習へお邪魔。タイムキーパーを仰せつかって聴かせてもらった、とってもかっこいい「Spain」は4分59秒59。来月のアンサンブル・コンテスト、「あれ?制限時間は?」「5分!」ぴったり過ぎです(笑)。おみやげに「ラブミーエース(+ハートマーク)」という乳酸菌飲料を3本もいただきました。小さなころ、こういう飲み物で「ヨーク」というのがあって、よく買ってもらって1日1本飲んでたなぁ、と思って容器を見たら愛知ヨークという会社さんの製造、ビンゴ!懐かしさも相まっておいしかったです、ごちそうさまでした!

(ゆ:この頃はコンソメ味のポテトチップスが私的流行中。Wコンソメなら尚良し。)


小雪

2011-11-26 | のどのどぬ人

11月26日

米沢は雪の1日 (本当に降りました!).
昨日, 盛岡・タルトタタンのマカロンをお土産に頂いたのは丑三つ時.
解禁されるたびにやっぱりいただくボジョレーですが, いつもながらワインの味は全く分からず(その前にワインバーが4次会の会場である時点で既にもう何だか分からず)….

今朝 玄関のドアを開けたら, 昨日お土産にもらってきた飲みかけのワインがど~んと(外に)置いてあってびっくり.
…そんな土曜日.

(ド:この間 久しぶりにお邪魔した高畠町「フルール・ドゥ・ソレイユ」. 野菜が甘い!)

チーコにヤーちゃんルーボーそれにスーちゃんトンキチ

2011-11-23 | のどのどぬ人

11月23日

あとちょっとで季節が変わりそうで, 街の配色かなんかが少しずつ変わってくると, どこか遠くへ行きたくなります.

そんななか捲った「Hanako FOR MEN」, vol.05は旅特集.
その中に「Tea Trip 旅するように、茶に生きる。」と題して, 千宗屋さんの記事が載っていました.

緑の芝生に1枚のペルシャ絨毯をさらりと敷けば, そこはもう立派な茶室.
そこにしつらえられた湯瓶はイタリアの蚤の市で買ったものだというアンティークなケトル.
お茶の緑は芝生の緑を浴びてますますほっこり, ほっと一息.

…って, 写真を眺めていただけなんですけど, それだけでもそんな気分になってしまった素敵な野点の風景でした.

(ド:ごひきのこぶたとチャールストン)

「ブルースカイ」

2011-11-20 | のどのどぬ人

11月20日

午前中 部活をしてから, 来週には初雪の予報だというのでタイヤ交換をしに行ってきました (なんと3時間待ち!).
雪, 降るんでしょうかねぇ….

そしてそのスタッドレスタイヤで, 夜は隣町, 前任校の定期演奏会へ行ってきました.
第8回目となった定期演奏会.
2年前, 僕が一緒にステージ乗ったメンバーは3年生として, 今日が最後のステージでした.
あたたかい音が響いていました.

おめでとう, そしてお疲れさま.
いつか, またどこか, できるなら音楽の側で会いましょう.

(ド:テレビ朝日「美味旬感」http://www.tv-asahi.co.jp/bimishunkan/index.htmlがお気に入り. この間は上山・ラフランスの回でした~)

結び目をほどく

2011-11-19 | のどのどぬ人

11月19日

山形市・霞城セントラルで, 山形県国際交流協会の「国際理解実践フォーラム2011」に参加して来ました.

午前中1コマ目のアクティヴィティ(「ファシリテーションの基本について」)で三上先生が繰り返しおっしゃったのは, 言葉を使うときには, 誰に届けるのか, それはその場にふさわしい言葉なのかを常に考えることが大事だということでした.
相手を見て投げるボールを変えることが大切で, それは異文化間(改めていうまでもなく, 異文化/多文化的な状況は日常のいたるところにあります)でのコミュニケーションではなおのこと大切だなぁ, と思いました.
3コマ目は米沢の研究会の「食」についての授業提案.
やればやるほど, こちら側が思いもしない展開になっていくのがとても面白かったなぁ.

夜は打ち上げに参加.
色んな分野の方々とお話できるのはとても楽しい時間です.
そんな土曜日.

(ド:「結び目をほどく」→ 佐藤健二ほか「文化の社会学」)

美しいポピュラー・ソング

2011-11-19 | のどのどぬ人

11月19日 武満 徹ソングブック・コンサート@めぐろパーシモンホール

いつかライブで聴いてみたいと思っていたヴォーカリストの方、何人もが出演するコンサート。歌われるのは武満 徹が遺した歌だけ。後半しか聴けなかったけれど、やっぱりとても良かった。その理由は、なにより曲のよさ、うた(詩)のよさ、そして出演者全員の、作曲者に対するリスペクト。

アン・サリーさんが歌った「死んだ男の残したものは」は、周りのものをすっかり削ぎ落としたような、モノクロの風景の、まっすぐな歌い方。ショーロクラブ秋岡さんのバンドリンが、とても繊細にでも力強く色をつける。おおたか静流さんの「三月のうた」はもうひと吹き木枯らしが吹いたら、かき消されてしまうようなガラスの器のような歌だった。沢 知恵さんの「燃える秋」、松田美緒さんの「翼」。女性の声はきびしくもあたたかい。おおたか静流、沢 知恵、アン・サリーの3人で歌ったアンコールのMIYOTAは、「声明のような」と秋岡さんが言うとおり風や空気や温度の見えないものをふと音に、声にしたようなかけあいから始まり、その森の奥深くにこの歌を微笑んで聴いているその人が、今もほんとはいるんじゃないか、と思えてしまうような音楽だった。

震災を挟んで行われたレコーディング、4月、音楽なんてやっている場合ではないんじゃないか、とも迷った、けれどいや、やっぱりまずやろうと始めてみると、武満さんの音楽も言葉も(谷川俊太郎さんの詩も同じく)、今このときの自分たちが接することをまるで最初からわかっていたかのように、あまりにもしっくりと"今"必要なものがそこにはあった、と、ショーロ・クラブの御三方が頷いていた。それは今日のコンサートを聴いただけでも、充分すぎるほどわかる。武満 徹の音楽は、もうずっと前から、私たちに寄り添うものであったのだと、そんな風に思った。

外は嵐のような雨模様。室内楽のような親密な音楽を、大きな大きなホールで聴かせてもらった日。

(ゆ)

天窓の扉を開けると青すぎる

2011-11-18 | のどのどぬ人

11月18日

夜, Zepp仙台(「チャットモンチーの求愛ツアー」:チャットモンチー・EGO WRAPPIN'・トクマルシューゴ)へ.

「僕の音楽 ノリにくいんで, 無理しなくて大丈夫ですよ」
と言いながら, 超絶ギターをサラりと弾きこなすトクマルシューゴのライヴを聴いてきました.
2拍子と3拍子を自在に行き来するヘミオラというか公倍数のリズムというかは, 聴いていてウキウキしてしまいます.
最後に演奏されたラジオスターの悲劇(カバー)はウクレレ, トイピアノ, アンデスで伴奏されました!
バンドメンバーも一人でいくつもの楽器を操っていて(メンバー紹介も「on ギター, ○○!」とかじゃなくて, それぞれ「色んな楽器~」と紹介されていました)流石でした.

続いて聴いたEGO WRAPPIN’ は唸るベースとスカが最高に心地よく, 極上の音楽.
めちゃめちゃcoooolでした~.

(ド:Goosehouseのwebライヴ, 「Around the world」がお気に入り)