4月29日
桜井浜江展@山形美術館
彼女の自画像だという樹の絵を前に, その圧倒的な存在感に足が止まってしまった.
それまで描いていたあの無機的な絵はなんだったというのか.
とても不思議な力を持った絵だった.
また, この人は絵を描いていて果たして楽しいのだろうか?
純粋にそうも思ってしまった.
執拗に描きつけられる線.
月並な言い方かもしれないけど, それはきっと画家にとって生きることとイコールだったのだろう.
90を過ぎても凄まじい筆で絵を描き続けた桜井浜江さん.
先週聴いたジャズピアニスト秋吉敏子さんは78歳(全くそうは見えなかった).
病気も回復し週末荒吐に登場した忌野清志郎さんは57歳(本人の演奏は聴かなかったのですが…. ちなみにのどのどはBEGINまで聴いて(1万人のカチャーシー!)帰ってきました).
先は長い.
It'll be all right !
※それにしても, 桜井浜江が太宰治「饗応夫人」のモデルだったとは…. 走れメロスの次に読んだ太宰作品が何故か「饗応夫人」だったりするのですが, お客さんが来るといてもたってもいられなくなるっていう奥様のお話だったと思うけど…, 絵から受ける印象からはまったく想像できなかったもので….
(ド)