のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

のどマガ便り第84号

2012-01-31 | メルマガ・新聞

1月31日

雪に埋もれた山形から、のどのど便り第84号を配信いたしました。

今月号のお品書きは…、

▼デザインあ(ツキモトクミコ)
▼口琴の響く世界(ドイヒロカズ)
▼電車に揺られて(チダショウコ)

となっております。

それでは、雪下ろし中の事故にはくれぐれもお気をつけください。

セレンディピティ

2012-01-30 | のどのどぬ人

1月30日

大好きな雑誌「旅」の3月号に, 鶴岡・知憩軒の長南光さんが紹介されていました (図書館にあった「はたけの味」も最高でした).
納豆汁がピックアップされていたのですが, 芋がらが入るのは庄内ならでは, なのですね (そしてカラトリイモが在来植物だったとは知りませんでした…).
酒粕をたっぷり入れた納豆汁, 見ているだけであたたまります!

さて, この号をもって休刊となる「旅」.
最後のページに編集長の言葉が載っていました.

たとえ同じ場所に何度行ったとしても、ひとつとして同じ経験はない。

だから旅はやめられない, どうかその喜びを忘れないでください…, とお別れの言葉は続きます.

インターネットに取って替わられ, 情報系をはじめとした雑誌が次々と休刊になっているとききます.
ふと思い出して取り出し懐かしく捲ってみたり, 誰かと見ながらドッグイヤーしたりできるのが雑誌のよさ.
願わくは, その手触りをいつかまた感じられんことを.

(ド:セレンディピティ, 外山滋比古「思考の整理学」)

影踏みサンセット

2012-01-26 | のどのどぬ人

1月26日

しばらく穏やかな天気が続いていましたが, また冬型の気圧配置になるようですね.
積もる積もる….

音楽の授業も年度末へ向けて終盤戦を迎えております.
美術との合同発表会を目指して, 1年生は「そのひとがうたうとき」(木下牧子), 2年生はクラスごとに「鷗」(木下牧子), 「きみ歌えよ」(信長貴富) (この曲が入っている組曲, 他にも「鎮魂歌へのリクエスト」や「一詩人の最後の歌」など素敵な曲がたくさんあります), 「Hallelujah」(Quincy Jonesのやつ) をそれぞれ歌っています.
今週は来年度からのカリキュラム変更に向けて, 1日7時間授業のシュミレーションをしているので, 毎日熱唱している感じです.
風邪に負けてなんかいられません!

さて, 2年生の音楽の授業, 「今日の一曲」のコーナーは生徒たちが順番に「私のおすすめ」を披露, または音源を紹介しているのですが…, あるクラスでは今日, サッカー部男子がビートルズの弾き歌いをしてくれました!
ピアノ弾けるなんて全然知らなかったので, みんなびっくり.
「ピアノ習ってんの?」と聞いたら, 今日のために練習した, とのこと.
素晴らしい.
そんな嬉しいことがあった木曜日.

(ド:ネタフルで紹介されていたYouTubeの動画が最高にcute!→http://www.youtube.com/watch?v=6ntDYjS0Y3w&feature=player_embedded)

幾重にも重なるのは、

2012-01-20 | のどのどぬ人

1月20日 石塚由美子個展「おはよう!フローラ」@米沢・hiyori cafe

まもなく第2子の出産を控えているカメラマン美知さんと、ゆっくり過ごす。(CD「nodonodo」のブックレット写真は彼女の手によるもの。)彼女と向かい合うと、どんなに久しぶりに会っても、自然と段々おだやかな気持ちになるのだけれど「それもお互いの相性なんだよね、きっと」と話す。今度はどんな赤ちゃんが生まれてくるかな。

moto808で久しぶりにランチ(ポタージュスープ、やっぱりおいしい!)をいただいた後、向かったのは、仕事場の友人の個展。今、急遽、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の大道具の準備をがんばってもらっている石塚さん、そういえば元々は日本画だったはず(←ごめんなさい、正しくは洋画でした)。透明感があるけれど、生々しくもあり、女の子っぽいのだけれど激しかったりもして、なんだかいろんなものに見えてくる不思議な絵だった。(写真のこの絵は、私にはだんだんと俯いて微笑んでいる少女の顔に見えてきました。)1/24まで開催中。お時間がありましたら、ぜひ。

夜にかかってきた電話は「ヘングレ」衣装合わせの経過報告。「お母さん役の服が…なんだか日本のお母さんみたいなのよねぇ…」割烹着でも着てるのかしら(苦笑)。明日は、私も手持ちのお洋服を持っていきます。

(ゆ)

住む、ということ。

2012-01-20 | のどのどぬ人

「ほんきこ。」第52号を読む。特集は『「住む」ということ。』、これは書きたいテーマだぞと思っていたのに、期限を思い出す度すぐに忘れて間に合わず…。

書き手の青春のひと部屋、生まれ育った家、理想の家などが間取りも含めて紹介されている。それだけと言えばそれだけなのだけれど、とってもおもしろい。生まれ育って今も住んでいる家が築150年、台所には小川が引いてある、なんていうのは、本当にこの辺でも珍しいけれど、そんな家が現役なのも、このあたりだからこそだと思う。そして、ファッションや持ち物以上に、家にはその人らしさが垣間見えるなぁと思う。

私も書き手の幾人かと同じく、初めて一人暮らしをした学生時代の共同アパートが一番思い出深い。六畳ひと間、台所・お風呂・トイレは共同、男子禁制。庭を挟んで大家さんの家があり、うさぎも居たし柚子の樹もあった。季節になると大家さんが栗ごはんを炊いて「みんなで食べてね」と玄関の棚に置いてくれた。未だに年賀状のやりとりをしているけれど、あのアパートはここ数年冬眠状態らしい。

それぞれの「住む」についてを読ませてもらって、さて…理想の暮らしのためには、大掃除しなくてはいけないな。

(ゆ)

ポリクロニオのテンポで

2012-01-18 | のどのどぬ人

1月18日
松井冬子展:世界中の子と友達になれる@横浜美術館

東京から帰る前, 横浜へ寄り道 (逆方向ですが).

日本画が描かれる絹本の質感というのは, とっても不思議ですね.
薄暗い光の下で, その上に描かれた絵は ぼわ~っと浮かび上がってくるかのよう.
画家が描く不思議な主題とも相まって, それはそれはアンティークで古の世界観なのでした.

美術展では多くの下図も展示されています.
繰り返し描かれる下図の多さが日本画の特徴でもあるらしいのですが, その細かさ, 精緻さにもびっくりします.
「美術とは技術を伴ったパッションの記号化である」という画家の, その技術を垣間見ることができる, そんな時間でした (作品の感想はまた改めて).

(ド:銀座・かずや)

divertimento

2012-01-15 | のどのどぬ人

1月15日

昨日・今日と吹奏楽のアンサンブルコンテスト・県大会で酒田へ.
開口一番, 去年も同じことを言ってしまったのですが, 今年もやはり「なんで酒田の方が雪深いの!?」という悪天候.
酒田のあの突風に大雪がプラスされれば, 流石の雪国人も転ぶ, 転ぶ….
ホールと練習会場の移動も一苦労でした.

ステージは非日常の経験. 
そこはやはり「演出」することが大切だと思うのです.
ステージの上からどんな空気を生み出して, どうフロアへ伝播させるのか.
どんな温度でお客さんを包み込むのか, 包み込んであげるのか.
たった数人で会場中のハートをガシっと掴むアンサンブルには, どうやらそんな心意気があるようです.

(ド:鶴岡・青森屋さんのタルト (Gozzo山形でも発見)!)

今年の願いは

2012-01-14 | のどのどぬ人

1月14日

book cafe火星の庭に久しぶりにお邪魔。カレーの匂いに誘われつつも時間がなくてガーデンティーをいただく。ここのところずっと凍った道を緊張しながら恐る恐る通う日々。なんだかその延長線上からちょっと外れて、ほっ、として、おいしい紅茶だった。本は観世寿夫さんの対談集が気になりながら…。

夜は大崎八幡宮のどんと祭へ。21時過ぎだったかと思うけれど、今年も大勢の参拝客。裸詣りの列はもうすっかり少なくなっていて、ちょっとさびしい。ご神火にあたると、今年一年健康で丈夫にいられる。うん、そんな気がいたしますとも。

みそおでんはもう売り切れ。甘酒を飲んで、あったまって。また来年も、お詣りに来られますように。

(ゆ)


バサナイ てぃーち あいびーたん

2012-01-11 | のどのどぬ人

1月11日

ASIASのメルマガに, 倍音音楽家・尾引浩志さん(青のあいのてさん)のワークショップ情報(小学校での音さがし)が紹介されていました.
このワークショップに参加した小学生はきっと明日から生活が楽しくてしようがなくなるな, と, 思わずにんまりしてしまいました.

そこから連想ゲームのようにp-ブロッ, Ras Takashi (DUBSENSEMANIA), 大友剛さん, はじめにきよし, trico! (「everyday trip」, とってもいいですよ!), CINEMA dub MONKS, POMERANIANS…, と何故か鍵盤ハーモニカ奏者を思い浮かべはじめて…, さっきからそんなCDを聴いている (おまけにピッピ隊音楽部も…, ある意味パンク!), 111.

(ド:「とんでったバナナ」うちなーのうた/うちなーであそぼ, より)

超人ネイガー

2012-01-08 | のどのどぬ人

1月8日

秋田南高校吹奏楽部スペシャルニューイヤーコンサート2012 ~市立柏高校・秋田南高校 ジョイントコンサート in 秋田~@秋田県民会館

去年あたりから気が付けばワンシーズンに一度は訪ねている秋田へ, 今年も早速行ってきました.

会場は超満員.
音がキラキラ, しっとりしていて心地よい.
「目指す音が何よりも最初にある」と言っていた秋南のその言葉を思い出しまいた.
2月にはニューアルバムもリリースされます (「うちには一切印税が入ってこない不思議な仕組みになってるんです…」と聞いたのは12月).

休憩を挟んで後半は, 市立柏高校吹奏楽部の2時間ノンストップ・ステージ.
年末にはチャリティ公演を8本行い, そして年始は1月5日早朝に千葉を出発して, 秋田県内をツアーしていたという市柏.
今日の秋田市が, そのツアー最終日だったんだそうです.

ハンドベルの演奏から始まったステージは, マーチングのドリル, ダンス, オリジナルの音楽劇 (田嶋勉先生作曲の「ごんぎつね」), 歌謡ステージ(福山雅治, KARA, マルモほか今年流行ったポップスのメドレーなのですが, マイクをもって替わる替わる部員がソロで歌うんです. それがめちゃくちゃ上手い!)と盛りだくさん (もちろん「カルピスソーダ学園」も演奏してくれました!).
更には秋田民謡 (三味線・和太鼓(すべて部員が演奏します)とのコラボレーション), かっぽれ, はたまたサムルノリ (チャンゴを叩きながら舞います), アリラン (チマチョゴリを着て扇子のパフォーマンス)…, と, もう極上のエンターテイメントでした.

そしてこの日をもって3年生は引退.
アンコールの「ダニーボーイ」をバックに, 石田先生が3年生を一人ひとり紹介していきます.
…はい, 何も僕が泣かなくったっていいんです.
あぁ, 終わって欲しくない, というこの感じ.
きっと会場にいる多くのお客さんが, そしてステージ上のプレーヤーたちもそう感じていたと思います.
久しぶりにじ~んと来たステージでした.

年のはじめからこんなにも多くの人をアツくする音楽と, それらを生み出すアーティストたち.
新年一発目の, bravi!

(ド:マブヤーを生み出したのもネイガー・スタッフだったってご存知でした?)