のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

のどマガ第94号

2012-11-30 | メルマガ・新聞

11月30日

のどのどの月刊メールマガジン「のどのど便り第94号」を配信いたしました.

今月号のお品書きは…,

▼季節はめぐる(チダショウコ)
▼「山形エクセレントデザイン展」開催中!(ツキモトクミコ)
▼朝ごとに二つづゝ(ドイヒロカズ)

となっております.

いよいよ師走ですが, ゆっくりのどのどお読みいただければと思っております.

(ド:昨日の「オデッサの階段」, 福井利佐さんの切り絵, とってもcoooolでした!)

Sandstorm

2012-11-29 | のどのどぬ人

11月29日

この間, 避難者支援センター「おいで」へ来月のクリスマス会の打ち合わせにお邪魔したとき,「吹く島」(vol.03)というフリーペーパーをいただいてきました.

この「吹く島」, 「福島」の由来になったといわれている「吹き島」(吾妻山からの強い風が吹きつける島)から名付けられたといいます.
県外生活者と福島とを繋ぐべく, 小さな風でも自分たちから吹かせて行こう, と創られたとても素敵な雑誌です.

その中に, あんざい果樹園・安齋さんの紹介記事がありました.

お店の前の景色が写真で紹介されているのですが, その写真を見た途端, 一瞬にしてタイムスリップしてしまいました.
以前のどのどでも訪れたことのあるそのお店で, とっても美味しいパンとジャムをいただいた日のことを, その味や日差しの感覚なんかとともにリアルに思い出したのです (たしか米沢市・戎市liveのあとで行ったんです. 暑い日でした).

野菜, 畜産, 果樹, 織物….
誌面ではそのほかにもたくさんの生産者のみなさんの姿が紹介されています.

※「吹く島」はwebでも公開されているようです.
http://f-lifeaid.org/fuku-shima/index.html

(ド:久しぶりにparis match, ゴージャス!)

石蕗に藪柑子

2012-11-25 | のどのどぬ人

11月25日
京都 細見美術館「琳派・若冲と雅の世界」展@山形美術館

企画展最終日, 山形美術館にお邪魔して来ました.

「細見コレクション」は, 平安・鎌倉の仏教・神道美術をはじまりとし, 日本美術のほぼすべての分野・時代を網羅する巨大なコレクションなのだといいます.
今日観た展示でも, たとえば平安後期の羽黒山の銅鏡から, 江戸前期のなんだかキュートな南蛮人行列の絵まで, 様々な作品がありました.

さて, 実は以前からず~っと疑問に思っていたことがあります.
琳派, とは…, 一体なんなのでしょうか.
僕はずっと疑問に思っていたのですが, この展示を観てますます「琳派って何!?」と分からなくなってしまいました.

たとえば中村芳中が描く素朴でかわいらしい植物画から, 酒井抱一以降の江戸琳派が描く写実的な虫の絵, あるいは金・銀キラキラの絵まで, ひとことに琳派といってもホントに様々なものがあります.
その系譜は300年に及び, 「たとえばデフォルメ, クローズアップ, たらしこみ, おおらかな構図, などをその特徴とする」…, と, 解説にはあったわけですが…, やっぱり しっくり来ません.
きっと音楽なら古典派, ロマン派と分けるようなところを, 琳派は題材性, もしくはもっと乱暴に言って日本画の技法を使っているということだけで無理やり一つにまとめているような気がずっとしていて… (でも, 古典派・ロマン派といったってそのなかにも色々あるし…. すみません, よくわからないクセに言っています…), その「琳派」という名前に拘る理由って何なんだろうなぁ, と, ずっと思っていたわけです.
それは何か日本的なもの, たとえば流派とか派閥とか, あるいは師弟関係のようなものと関係があるのでしょうか… .

すみません, よく分からないことを分からないまま書いてしまいました.
閑話休題.
今日は, 美術館というよりも, なんだか博物館に来ているかのように, ひとつひとつの作品をじっくりと見つめてきました.
ワクワクしてしまいます.
こんな作品の数々を集めた細見さんは, いったいどんな人だったのでしょうか.
上の階の展示室にはちょっと怖い作品もありましたが (子どもの頃, うちに飾ってあった達磨の掛け軸が怖くて怖くて, その掛け軸が出るときは泣き叫んでいたのを思い出しました…), 盛りだくさんで楽しい展示でした.

(ド:神坂雪佳・十二ヶ月草花図「つわぶきにやぶこうじ」, 12月の花の可憐なこと)

Roy Lichtensteinの銃口

2012-11-24 | のどのどぬ人

11月24日
吹奏楽指導者講習会@米沢市・置賜総合文化センター

今日は1日, バンドトレーナー・緒形まゆみ先生を講師にお迎えしてブラスの講習会でした.

午前中はモデルバンドを使っての基礎練習メニューについて.
何十年かぶりに聴いた懐かしの「トレジャリー・オブ・スケール」は (中学生のときにわけも分からず吹いていた記憶しかありませんでしたが…), いま聴くととっても綺麗なエチュード.
これを歌えるようになればいいな, と思いながらニヤニヤしてきました.

午後は先生の実践のご紹介と, リトミックのワークショップ.
リトミックをして改めて思うのは, 中学校のダンス, やっぱりこれは音楽に入れるべきだったんじゃないかなぁ, ということです.
現にからだを使った表現は, ほとんどの先生が指導に取り入れているものだと思うのですが (ダルクローズやオルフのメソッドがどうこう, なんてのは別として), からだを使うこと・意識することって本当に大切です.
高校生でも, ワルツのステップを実際に踏んでみてから3拍子の曲を演奏すると, そのグルーブ感/重力感が格段に違います (旋法的な音楽をやるときのアルシス・テーシス感なども然り).
久しぶりにスキップをしながら(!)そんなことを思った土曜日でした.

(ド:Naoya NumaとKosuke Tsujiの「Percussion Session」(basis records)を聴きながら)

こどもデザイン広場

2012-11-24 | のどのどぬ人

11月24日 こどもデザイン広場@やまがた藝術学舎

 昨日からオープンした「山形エクセレントデザイン展」では、昨日と今日、小学生向けのデザインワークショップを行いました。
今日は山形の家具メーカーが得意とする「セイケイゴウハン(成形合板)」の技術を楽しく学んで、実際に体験して、それでやじろべえを作ってみるというワークショップ。こどもたちが作ったやじろべえはこちらが驚くようなアイデアの楽しいものがいっぱいありました。

 次回は12月8日、10時~と13時~です。こちらは発泡スチロールの球と紙コップや竹ひご、輪ゴムなど身近な材料を使って色々なおもちゃを作ってみようというもの。興味がある方は下記アドレスまでご連絡くださいね(定員になり次第締め切り)。
連絡先→ yxdesign☆yrit.pref.yamagata.jp (☆を@に変えてください)

(ツ)

everytime we say goodbye

2012-11-23 | のどのどぬ人

11月23日

昨日は大橋トリオのライヴ(@新潟市民会館)へ行って来ました.
「winterland」から始まったライヴは, ほんわか, すぐそこにいるような音楽.
心の底から和んできました.

そして今日は草間彌生展(@新潟市美)へ.

モノの形が突然バラバラになって水玉になり部屋中を埋め尽くす幻覚に悩まされていたという画家は, そこから逃れるためにそれを描き続けたのだといいます.

侵蝕していく色, 迸る筆.
反復と増殖.
「絵具が乾くのを待つのがもどかしい」という画家から生み出された作品の数々は, 原始的で, どこか根源的な「ヒト」そのものを表しているかのようでした.

「時よ待ってくれ. 私にはもっと表現したいものがある」
画家は言います.
作品のファンキーさとは裏腹にどことなく感じられる疾走感, 刹那は, そんなところにあるのかなぁ, と, 巨大な作品の数々を前にしてそんなことを思いました.

(ド:チェットベーカーのトランペットが身に染みる季節になってきました. 今年の冬はだんだん, そっと来るといいな)

ユーグレナ

2012-11-18 | のどのどぬ人

11月18日
ないしょ話童謡祭@南陽市民会館

すっかり寒くなってきた山形.
昨日は前任校の定期演奏会へお邪魔したあと (盛りだくさんで楽しいステージでした), 久しぶりの川西, やっぱり! と 駆け込んでマッサージをしてもらってから (一昨日までの東京の筋肉痛…), ついにタイヤ交換をしました.
まだちょっと早いよなぁと思いながらお店に行ったのですが, なんと去年の初雪は11月17日だったとのこと.
そして今日, なんと, まさか, ついに, ○△□, 初雪が降りました…!
まだ全然実感がありませんが (自分が追い付いていませんが), もうそんな季節です.

さて, 本日 南陽市民会館で行われた「ないしょ話 童謡祭」.
失礼ながらも全く知らなかった演奏会でしたが, 南陽市出身の童謡詩人結城よしをが作った「ないしょ話」(童謡)を, 先月, この童謡祭参加用にとアカペラ四部合唱へアレンジしたのでした.
そしてなんと, 審査の結果 音楽部は金賞を受賞!
すばらしい!

うたはやっぱり素敵です.

(ド:この間の東京, 職員室へのお土産は日本科学未来館のミドリムシ(学名:ユーグレナ)クッキー. 1枚に2億2千万匹のミドリムシが入っています(栄養たっぷり)…)

sorocaba

2012-11-16 | のどのどぬ人

11月16日

東京研修2日目.
芸術コースの生徒たちは班毎に分かれて新宿の公園をフィールド調査しました (スケッチだったり音地図づくりだったり, 人間の動線観察だったりと, さまざま).

今日の新宿は快晴, 散歩日和!
朝, ホテル(新宿)から新宿御苑, 明治神宮と歩いてみました.
実は初めて明治神宮に行ったのですが, とにかく広い!
本堂までは結構な距離を, 木漏れ日の下 歩きます.
BGMは上からの賑やかな鳥の声, そして足もとからの小砂利のしゃりっという音.
素敵です.
本堂では また一段とカラフルな鳥の声に包まれて (参道はまわりの車の音が遮られていないのでした), それはそれはゆったりとした空間なのでした.

さて, 生徒たちはそれぞれ機能が異なる公園をいくつかフィールドワークしたのですが (庭園, 神社, 区立公園…, など), 足もとからじっくり日常を見つめる経験(と言ってしまうとちょっと恥ずかしいですが…)って, 高校生にとってもやはり大切だと思います.
それぞれどんな成果があったのか, 次回のプレゼンが楽しみです.

(ド:ミヨー「Saudades do Brazil」. 不思議なピアノ. 学生時代に弾いた「スカラムーシュ」も不思議な曲でした…)

銀杏並木の坂の下

2012-11-16 | のどのどぬ人

11月16日

2年ぶりに、母校の大学で講義を担当してきました。
後輩たちの前に、先輩の一人として出ていくに相応しい学生生活を送っていたとは、
とっても言い難い、変わり種の私だったのに…先生方の寛容さに感謝です。。

授業後に書いてもらう感想文を読むのが、毎回の楽しみになっています。
今回も、ほろ酔いで帰宅してから、眠る前に読みました。
このことについては、もっと丁寧に伝えるべきだったな、と反省することもあれば、
レジュメに書いた、ちょっとした一言が「心に残った」と書いてくれた
(スポーツ専攻の!)学生もいたり、
むしろこちらが励まされるようなことも、いくつかあったり。

自分が何を大事に"仕事をしている"か、してきたか、
何を大事に"生きている"か、立ち止まって考える大きな機会。
話を聞いてくれた学生さんと、どこかでまた出会えたらいいなと思います。

(ゆ)


「イタリア人みたいに料理しろ」

2012-11-15 | のどのどぬ人

11月15日

1年生の引率で東京へ.
午後に到着したのですが, 今日は1日上野day.
科博を少し見学したあと東藝へおじゃまして, 本校の卒業生(現・藝大生)に大学を案内してもらいました.

色んなところを見せてもらったのですが, 道路向かいにある音楽学部と美術学部とでは, (当然のことながら) 空気感が違うのが面白かったです (光の具合とか, 匂いとか…).

音楽の方では, 邦楽科のフロアーが印象的でした.
あちらこちらから和楽器の音が聴こえて来るというのは, なんだかドキドキしてしまいます.
レッスンの様子も少し見せてもらったのですが, 先生と一対一で正座しながら習うやり方は凛としていて, やっぱりドキドキしてしまいました.

美術の方では大学美術館も観てきました.
ちょうど開催していた「中島千波:人物図鑑」展は, 展示室一杯に飾られた大判の人物画が迫力満点.

上野公園はようやく紅葉が始まったくらいで, 東京はまだまだ秋の中です.
今度は大浦食堂(学食)のバタ丼 (藝大の友人曰く, 豆腐のバター焼きがのった, 藝大名物, らしいです. 美味しいんでしょうか…), 食べてみたいと思います.

(ド:コールドプレイがブライアン・イーノにもらったというアドバイス. 必要以上にややこしくしないことが大切)