虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

仮面ライダー

2005年10月29日 | エンタテインメント
 今まで「仮面ライダー」古典ものはちゃんと見たことがありませんでした。
 それでまず記念すべき第一作から。
 レトロですねえ。藤岡弘さん、若い。島田陽子が出てるんだ!アクションシーンもなんか長閑で、今とはスピード感、動きがまるで違い、これはクンフー映画が世界を席巻する以前の番組なのかな?
 それに、「IQ600、運動能力抜群の天才レーサーでもある好青年・本郷猛」が悪の組織に狙われて改造人間にされてしまったのですが、主人公けっこう間抜けです。何も集団で襲われた、その相手を追っかけていくことはないのに。独白がけっこう深刻なのは時代なのでしょう。怪人の造形のいまいち安易に見えるのは、今の目で見てしまうからでしょうか?
 チープだったり深刻な部分とあいまって、独特のレトロ感をかもし出してくれます。時代といえば、コスチュームでない時は本郷さんノーヘルでバイク飛ばしてる時もあります。

 面白いのは、悪の組織ショッカーの構成員の皆様が、顔に色を塗っただけくらいのほとんど顔出しで出ていることで、あまり強そうとか極悪そうに見えません。オマケにショッカー婦人部とも言いたいような網タイツ・マスクの(多分)お姉さま方が出現したのは今まで知りませんでした。

 でも本当に「闘うヒーロー」としてちゃんと描かれているではありませんか。ヒーローにとっては今よりいい時代だったような気がします。