虫干し映画MEMO

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キャットウーマン (2004/アメリカ)

2005年08月11日 | 映画感想か行
CATWOMAN
監督: ピトフ
出演: ハリー・ベリー    ペイシェンス・フィリップス
シャロン・ストーン     ローレル
ベンジャミン・ブラット    トム・ローン
ランベール・ウィルソン    ジョージ・ヘデア

 化粧品会社でデザイナーとして働くペイシェンスは内気で何事もチャレンジする前からあきらめてしまうようなタイプ。そんな自分を歯がゆく思っているが、変えられない。ある日彼女は、自社が恐ろしい副作用があるクリームを発売しようとしていることを偶然知ってしまい、秘密を守ろうとする会社によって殺されてしまう。しかし、彼女は不思議な猫のパワーを身につけ蘇る。

 ラジー賞まで受賞した作品なので、ある程度覚悟して見たのですが、アメコミものとしてはストーリーはあんなものでいいんじゃないかと思った。
 でも、ピトフ監督作なので、「ヴィドック」みたいなちょっとハリウッドとは違う感覚のアクションで新「キャット・ウーマン」が見られるかな、という期待があったんだけど、そこは見事にはずされた。内気なペイシェンスと、夜の街を飛び回るキャットウーマンの演じわけで、力を持ったという自信に満ちた女のかっこよさの表現が違うと思う。
 だって、マスクありと無しでは、絶対無いほうがカッコいい。やっぱり強さと、見るものを黙らせる美しさがほしいよね。それに猫としての行動が出てしまうシーンなんか「ああ、変だけど魅力的」というふうに見せてくれればよかったのに。
 「007」の時もハル・ベリーはそんなにアクション得意じゃないかも、と思ったけど、アクションもなんか違う感じがする。あんなに身体ひねって歩かなくてもいいので、密やかでしなやかさを感じさせてくれれば、力強さばっかりでなくていいと思った。飛ぶシーンも、もっとスピード落としても優雅さを強調してもらったほうが少なくとも私の感覚にはしっくり来る。

 で、変身前に、もっと猫とお付き合いがあるかと思ったら、あれだけなのね。猫に見込まれた、というのかな。なんかもっと人にも猫にも惜しまれるんなら、そこもう少し描き込んでほしかったような…

 でもやっぱり、ハル・ベリーはきれいですねえ。マスクもったいない。
 シャロン・ストーンは、ちょっと間抜けな設定だったけど、役柄には合ってたし、良くやってくれたと思います。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シャロン・ストーン (arudenteな米)
2005-08-11 18:56:49
シャロン・ストーンが「面の皮が厚い」って役をよく引きうけたなァと。



女性が綺麗に撮られてなかった映画ってのが自分の感想です。
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ラジー賞 (Dr.デュランデュラン)
2005-08-12 04:41:20
わざわざラジー賞を受賞しに出席してステージでスピーチするハル・ベリーに1票いれます。( ̄- ̄)ノ☆ ハイルヒトラ-☆ 
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女優さんたち (ningyo)
2005-08-12 07:47:43
>arudenteな米様

本当に見ているほうで「なんだよ」と思うほど

美しく撮ってなかったですね。

せっかくハル・ベリーにシャロン・ストーンですから

ため息出るほどきれいな絵が撮れてたなら、

それだけでも良かったのに・・・



>デュラン様

この出来では彼女にとっても心外だったのではないかと思いました。

でも、そのシーンはニュースで見ましたが、ほんとにきれいでしたね。
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