虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

まらそん侍(1956/日)/ドドンパ酔虎伝(1961/日)

2004年12月28日 | 映画の話題
ビデオチェックのための鑑賞

まらそん侍
監督:森一生  
出演:勝新太郎 瑳峨三智子 三田登喜子 夏目俊二 トニー谷
 親友同士の若侍2人が、憧れの美女を賭けて藩の伝統のマラソンに挑む。そこに将軍家より拝領の藩の家宝盗難事件が絡んで大騒動。

 森一生監督だからすごく期待してたのに、期待が大きすぎたのだろうか、今ひとつのれなかった。
 テンポがとろく感じる。それに歌舞伎名場面を下敷きにしたギャグが多い。それが今ひとつピンとこない。日本人が共有してる知識とかが変わったからその時代と同じ気分では見られないのはわかるけど、ちょっと切ないなあ。キートンは今見てもあんなに面白いのに。
 でも発見!嵯峨美智子って、気味の悪い人(すいませ~ん)とか思ってたのに、この映画の彼女すごくキュートでかわい~~~~。

ドドンパ酔虎伝
監督: 田中徳三  
出演: 勝新太郎 渡辺マリ 小林勝彦 浦路洋子 白鳥みづゑ 水原弘

 「座頭市物語」「悪名」(森監督も撮ってますが)の田中監督の時代劇ミュージカル。考えてみれば雷蔵の「濡れ髪」も田中監督でしたね。なかなかハチャハチャ気分で面白かったです。
 勝新が堀部安兵衛この役何回やったんだろう。勝新も、出演者の歌手も歌いまくるにぎやかな映画。討ち入りで安兵衛の使うのが「どどんぱ二刀流」 かなりキッチュ感覚。
 このテの日本映画、アイドル映画以外に見なくなりました。もちろん出来はまったく違いますけど。あ、これも当時のアイドル映画なのかな?もしかして。

 2本とも、去年の暮れのBS2の録画。「ドドンパ」はもう一度きちんと保存しなおしたいな。それともレンタルでもあるかな?

 昨日のBS2の「ロッタちゃん」も「ペイルライダー」も良かった。「ペイルライダー」の音楽なし、拍車の音が緊張感を高めるあの決闘シーンのスタイリッシュなこと、見とれるばかりですね。映画全体のアクションのキレのよさと、抑えた物悲しい音楽も最高にマッチしてますね。それに去っていく主人公に"I love you!" もう泣いちゃいますね!

 ほんと、私、忙しいといいつつ映画ばっか見てますね。馬鹿ですね。

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