虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

フライド・グリーン・トマト(1991/アメリカ)

2008年01月01日 | 映画感想は行
年が明けました。

本日元旦は、
吉例によって朝食とも思えない量の甘いものを食べて
いつものように胸やけに悩みながら
ダミアンの
「…ケンタッキーだ
 15ピース入りだ
 人生は素晴らしい」
なんて言葉を思い出しておりました。
(どうぞ川原泉の「笑う大天使」をお読みください)

昨年は自分も家族もお医者通いが切れなくて
気持ちがキレ気味なナサケナイ年でしたが、
その2007年を締めくくったのは
なんと大晦日の忙しい昼間に神奈川テレビTVKが堂々字幕で放送した
「フライド・グリーン・トマト」なのでありました。
CMが多くてうっとうしかったとはいえ、
クレジットも含めてきちんと放送してくれたので
すべて放り出してしっかり見ました。

年越しはDISCASから届いた賑々しいスター映画「オーシャンズ13」
1966年のまだまだ無弱な時代の戦争コメディ「地上最大の脱出作戦」で
お気楽気分を盛り上げようと思っていましたが、
こういう映画で活を入れてもらうのも、やたらとよろよろしてばかりいた
年を送るにはナイスなタイミングでした。


フライド・グリーン・トマト(1991/アメリカ)
FRIED GREEN TOMATOES
監督: ジョン・アヴネット
出演: メアリー・スチュアート・マスターソン
    メアリー=ルイーズ・パーカー
   キャシー・ベイツ
   ジェシカ・タンディ

 代わり映えのない自分と、毎日と、家ではビール片手にテレビを見るだけの夫にうんざりしているエヴリンは、ボランティアで老女ニニーと知り合う。ニニーからかつての閉鎖的なアラバマの田舎町で爽快に生きたイジーとルースの物語を聞く…

 この映画は好きな人は多いと思うし、キャシー・ベイツが服から表情まで変わっていくのも面白いし、ジェシカ・タンディは(いつもながらって気もするけど)気骨のカタマリみたいなおばあさんは、「ただ年取ってきたんじゃないわよ」という迫力に満ち満ちております。
 過去のストーリーは暗いけど、過去だけに一種ファンタジーっぽく仕上がって、ラストで語られる「ぎょえ~」なことも後味に水差しません。

 今回の私にとっては、この映画はルースが暴力夫のフランクに脅かされている状況でイジーに語るセリフに集約されました。
「今までの私は、苦しむ母をどうすることも出来なくても、夫に殴られても神に祈るだけだった
 でもフランクがこの子を奪おうとしたら、殺してやる」

 ホントに。やっぱり何があろうと自分に出来ることは全部したいわよ。
 悪あがきでも、あがきたい。
 見てろよ!(となぜかゲンコツ作るワタクシ)
 
 …今年はとても格調高くないニュー・イヤーズ・レゾリューションでした。
 今年は順調に記事の更新ができますように。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅ればせですが (ningyo)
2008-01-17 12:20:33
satoshi様
ろびん様

おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

「隔離生活」にかいたような事情で
2週間ほど転地療養に追いやられていて
失礼いたしました。
いつも本当にありがとうございます。

これから怒られない程度には体調維持して
順調更新していきたいと思います。
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明けましておめでとうございます (ろびん)
2008-01-07 17:31:47
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

私もこの映画はとても好きです!
初めて見た時は、見終わった後に生きる元気を
もらったような気持ちになりました。
爽快な作品ですよね。

そして、最初の笑う大天使の台詞!(≧▽≦)
ダミアンのあの表情を思い出して
笑ってしまいました!
川原泉さん大好きです♪


今年1年素晴らしい年でありますように。
いつもレビュー楽しませていただき
本当にありがとうございます。
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Happy New Year! (satoshi)
2008-01-01 20:49:10
新しい年2008年を迎えました。
「Wonderland of Satoshi」も今年3月19日に10周年を迎えます。
今年もまた明るい楽しいお話をいっぱいお聞かせくださいね。
これからもずっとずっとよろしくお願いします。
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