虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

オペラ座の怪人 2回目

2005年02月27日 | 映画の話題
 ティーンエージャー二人と一緒にまた見てきました。
 一人は普段映画館に行かない、DVDやビデオも週に1本見るかどうか。もう一人は映画館にはそう行かないけど、ビデオやDVDはけっこう古いのまで良く見てる子。

 やっぱり好評なのはシャンデリアが上がってオペラ座が豪華な時代に戻っていくところ。
 そこ以外は、モノクロ画面の挿入はあんまり評判良くない。一気に見たかったらしい。
 それにシャニエ子爵の老いた姿と若いラウルが同一人物と相当話が進むまで気がつかなかった…これは鈍いからかも…ファントムに対するクリスティーヌの気持ちが今ひとつわかんない、とか。
 一番の不満は、若い二人の姿かたちが絵に描いたような美男美女でやってくれたほうが良かったということで、二人とも採点は85点くらいとのこと。
 これは吹き替え無しで歌っているので、製作側のそれなりの意図があるのだが、例えば「マイ・フェア・レディ」はオードリーの容姿があって映画が完成したと思う。主役にもっと容姿の美しさを求めるのは贅沢とはいえないですよね、舞台でなくて映画ですから。

 私も、初回はただ感激してみてたけど、2度目はちょこっと冷静に。先に出した「マイ・フェア・レディ」なんかは何回見ても評価下がらないので、chishiさんのところで満点つけたけど、今はそれほど完璧満足ではない状態。でも、やっぱりお薦め出来る映画です。
気になったのは、
・ファントムの声。やっぱり異質。張り上げる時は異質を心得てしまえばそう気にならないけど、例えばクリスティーヌを初めて地下の棲家へ連れて行くシーンで、声を抑えて歌うところ、う~んと恐ろしくて魅力的に響いて欲しかった。
・私もモノクロシーンの挿入はちょっと話が途切れる感じがした。
・ファントムは全編黒のコスチュームが良かったなあ。

 前回今度考えようと思っていたファントムの顔については、仮面をはずした時にシーンによってあえてきれいなほうを髪で隠したり、きれいなほうだけ浮き上がらせたりを見て、これも彼の二面性、隠れていた本性が現れたりを象徴しているのでしょうね…。
 でも、やっぱり音楽、それに絢爛な映像、すごかったなあ、素敵だった~~~~!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わたしも観ました (みき)
2005-02-27 20:21:13
「オペラ座の怪人」

音と映像の洪水みたいでしたね。

ミュージカルやオペラになんの知識もないけど楽しめました。

冒頭のホコリだらけのシャンデリアがばーっと過去に戻って輝きだすシーンは本当に圧巻でした。

冒頭がイチバン良かった・・・
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モノクロ (arudenteな米)
2005-02-27 21:51:04
確かに中盤のモノクロ回想はいらなかったかも…?



最近では珍しく最初のシャンデリア復活シーンだけで金が取れる映画だと思います

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絵に描いたような美男美女 (chishi)
2005-02-28 12:59:52
にするなら、ミュージカルじゃ多分ムリですもんねー。

カルロッタの吹き替えも不評の方が多いようですし…難しいものなのでしょう。

オペラ座が甦るシーンは何度観ても色褪せない感動を呼び起こしてくれますよね。

これからも永遠に語り継がれる名シーンとなるんだろうな(笑)
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やっぱり素敵な映画 (ningyo)
2005-02-28 17:39:13
みき様

コメントありがとうございます。

音楽も映像も素敵です!

あのオペラ座の舞台裏の喧騒にまでワクワクしました。



arudenteな米様!

映画館出てから、一人に

「なんであんなに首動かしてたの?見難かった?」

と聞いたら

「え?頭動いてた?いや、あのオヤジ(老子爵)誰かと考えててさ~」



chishi様

 エミー・ロッサム十分美しいと思うんですが、確かに「ムーランルージュ」のニコール・キッドマンには負けるかも…



でも、ほんとにシャンデリアのシーン、陶然としますよね!
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