虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ROCK YOU! [ロック・ユー!](2001/アメリカ)

2006年07月30日 | 映画感想ら行
A KNIGHT'S TALE
監督: ブライアン・ヘルゲランド
出演: ヒース・レジャー    ウィリアム
   マーク・アディ     ローランド
   ルーファス・シーウェル    アダマー伯爵
   シャニン・ソサモン     ジョスリン
   ポール・ベタニー     チョーサー
   アラン・テュディック    ワット
   ローラ・フレイザー    ケイト

 14世紀。平民のウィリアムは諸国を巡る騎士エクスター卿の従者をしていた。ある日、卿が不幸にもジュースティング(馬上槍試合)の最中に命を落とす。ウィリアムは卿の代わりに出場、みごと優勝してしまう。そしてそれ以後、彼は騎士の身分を騙って試合に出、勝ち進む…

 おとぎ話なんですが。楽しかった。
 音楽がクイーンの”ロック・ユー”に始まってデビッド・ボウイとかエリック・クラプトン、そしてエンディングの We Are The Champions に至っては、ゲンコツ作って一緒に歌っちゃいましたね。
 実際には暗黒の中世の真っ最中で、身分を越えるだの運命に挑戦というたら、99パーセント閉じられてる世界です。だからおとぎ話なんだけど、気持ちのいい青春ドラマになっていて、主人公もいいし、その仲間たちの結束や信頼もとても気持ちいいし、ラストの展開は都合よすぎても、こうでなくてはいけないっ!それでゲンコツなのです。
 ダンスシーンの中世風ダンスがいつの間にかロックになって、それが違和感なく楽しめるし、ケイトのロゴにもきゃっきゃと笑える。
 原題が”A KNIGHT'S TALE”なのは、ポール・ベタニーのチョーサーがでてきて納得いたしましたが、あんなふうに油を売っていてはイタリアへ行く暇がなくなっちゃいそう。邦題もうまく選んだと思う。
 ハレバレ気分。