虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

正義の味方の心意気

2006年07月23日 | エンタテインメント
怪獣以外の特撮ヒーローシリーズには、大人になってから半分笑いながら目ざめてしまった私なのですが、このたび全く未見のものをいくつか見せていただき、ますますその奥深さに魅了されています。

今回は
・美少女仮面ポワトリン(東映不思議シリーズ)
・有言実行シスターズ シュシュトリアン(東映不思議シリーズ)
・マシンマン
・レインボーマン

 みんなすごいのばかりで、中でも極めつけはレインボーマンなのですが、このたび初めて知った「マシンマン」というのも絶句ものでした。
 悪の大組織が、(たぶん)トップが子ども嫌いなので、子どもいじめが悪事の中心というのも落差が大きすぎて眼が回るし、ヒーローがアイビー星の宇宙人大学生で卒論のためにたまたま地球に立ち寄って正義の味方をしている!
 古いせいか、特撮がチープな感じで、コスチュームもなんだかなあ、あのビニールマントは何とかならないかしら、と思う。第1話の落下シーンとか、なかなかいいシーンがあるのになんとなくチープ感がぬぐえない。主人公の相棒のボールボーイの漫画っぽさもその一因かも。でもアクションがんばってる。

 まあ、宇宙から来たばかりだし、事情がぜんぜんわかっていなさそうなのに、主人公はかなりやかましいヒロインにいきなり肩入れして子どもをいじめる悪の組織と戦っちゃう。これがやはり正義の味方の心意気というものでしょうか?
 第一話は「教科書真っ白事件」で、子ども嫌いのボス(天本英世氏)が「子どもから教育の機会を奪ってやる!」と教科書の字を消してしまうのですが、子ども自体がそれほど困ってるようには見えないのがなんとなくおかしい。
 今のヒーロー・シリーズも年月を置いてみるとおかしなものもあるのでしょうね。まあ、「遊戯王」の衣装は年月置かなくても笑ってますが。