虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

銀河ヒッチハイク・ガイド (2005/アメリカ)

2006年07月03日 | 映画感想か行
THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY
監督: ガース・ジェニングス
出演: マーティン・フリーマン   アーサー・デント
    サム・ロックウェル    ゼイフォード・ビーブルブロックス
    モス・デフ     フォード・プリーフェクト
    ズーイー・デシャネル    トリリアン
    ビル・ナイ    スラーティバートファースト
    ジョン・マルコヴィッチ     ハーマ・カヴーラ

 イギリス人、アーサー・デントはある朝、自分の家がバイパス建設のために取り壊されることを知って驚愕し、抗議の最中に、なんと宇宙バイパスの建設のために地球が破壊される。間一髪で実は宇宙人だった友人フォードに救われ、アーサーはたった一人の地球の生き残りとなり、フォードに貰った「銀河ヒッチハイクガイド」とタオルを持って宇宙をさすらう破目になる…

 映画見てどうも落ち着かなくて、結局原作読んで、ついでに未読だった新訳「さようなら今まで魚をありがとう」も買い込んでしまいました。本読んで映画見る以外にも全くなにもしていないわけではないので、いえ、働かないと本も映画も見られないので、さすがに文庫4冊2日でイッキ読みはきつかったです。
 で、落ち着かなさの原因はなんとなくわかりました。
 かなり前に読んだ本なのですが、登場人物・ロボットなどのイメージが強烈にやきついていたりして、少し違うとやっぱり違和感があるみたいです。でもこのほんのムードを壊さずにイメージをこれだけにまとめたのは、ちょっと急いだ感はあるけどまあ及第かな、と思います。
 例えば、サム・ロックウェルのゼイフォードは面白かった!なかなかのものでした。でも私、頭が常時並んで両方それぞれ好き勝手なことしてると思ってたのです。
 それにマーヴィンがめだたな過ぎ。なんたって彼の人生観(?…ロボットだけど…)を接続した生命維持装置が自殺したりするくらいのネガティヴなプロトタイプ(典型的)な性格につくられたプロトタイプ(試作品)の高性能ロボット。徒手空拳で高性能攻撃ロボに悲観論だけで勝っちゃうのだ。薄暗い部屋の隅から恨めしげに赤く光るマーヴィンの目…この映画時間短いし、でも、マーヴィンがもっと見たかったの。
 ラストもあれで片付けちゃっていいのかなあ…とはやっぱり思う。

 と言いつつ、このレンタルDVD我が家に10日間滞在し、7回も見てしまった。そしていつの間にかDVD購入を考えている…なんだかんだ言って好きです。地球創造とかの部分と、クリーチャーのちょっとチープ手作り風レトロな風味もそれなりによろしゅうございました。

 本のほうは、こういうの好きです。本当に。