虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

有言実行三姉妹シュシュトリアン

2006年07月27日 | エンタテインメント
 1993年に放送された、東映不思議シリーズの最後を飾る作品。
 ポワトリンのように、いきなり神様に酉年の平和と幸福を守ることを押し付けられてしまう雪子・月子・花子の三姉妹。ま、こちらのほうは引き換えに仲の悪い両親をラブラブ夫婦にするという条件付で、少しは交渉の余地ありました。
 そして毎回ことわざで妖怪その他を説教して話を収める…強引なこじつけばかりみたいだけど、三姉妹がかわいくて頼りなさそうなので(アクション的にはすごく弱い)あれ以上はもう望みません。
 各回のゲストもなかなかのメンバーですし、ネズミ男的キャラ、お酉様の取次ぎ役フライドチキン男も絶品。
 東映不思議シリーズがどうして終了してしまったかはわからないけれど、残念でたまりません。
 シリーズ最終のせいでしょうか、たった4回分しか見ていないにもかかわらず、その各回の設定の開き直ったようなぶっ飛びぶりには脱帽です。

今回見ることができましたのは以下の4作
・涙の妖怪・ザ・お正月 (初回)粗末に捨てられたお年玉袋が妖怪に!
・フライドチキン男の青い鳥  (「青い鳥」のキャラ・チルチルとミチルをせこい守銭奴にしちゃってます。おとぎ話ワールドから助けに来るキャラが特定しきれないのが悔しい。)
・好き嫌いのあるゴミ箱 (お行儀とか固定観念がぐらぐらしそう)
・命短し、コイせよ乙女! (これは素晴らしい。イモリの黒焼きで女の子を惑わして貢がせるというイモリ男も、対するにラーメン抱えながらイモリ男を嘲弄する月子ちゃんもたまりません。さりげなく出てくる仏壇にも悶絶)

 エンドクレジットの歌が矢野顕子!その歌に乗って三姉妹の映像と「ゴミ箱を襲う人々」などと題された出演者の名前が…!!!
 本当に心なごむ番組です。