LA FEMME DEFENDUE
監督: フィリップ・アレル
出演: イザベル・カレ
フィリップ・アレル
39歳の妻子持ちの男が22歳のミリュエルを口説き落として、もめた末に別れるまで。
映像が、ずっと男の視線です。
はじめにいきなり車の助手席にのったミリュエルを口説くところから始まるのだが、見事にず~っと見つめてます。運転してるんでしょうに。まあ、私のようにいつまで経っても必死にならないと運転出来ないへたっぴドライバーだからそんなとこに感心しちゃうんですが。
それにまあ、男の人の視線って、こんなものでしょうか?はじめのうちは視線の真ん中に彼女がずっといるのですが、そのうちにレストランで自分たちの会話に眉をひそめる年のいったカップルをちらり、他の男と来ている女性にも視線が泳いでいく。
筋立てはありがちなもの。若い女の子をしつこく熱心に口説き落として、はじめは妻子もちと寝るのは嫌だといっていた彼女も関係ができてからは執着や嫉妬を見せるようになって、いさかい、一度は別離し、腐れ縁のように未練を引き摺って、しかし何時しかそれも切れていく。それがすべて男のがわからその視線で描かれる。ラストの平凡な述懐に「勝手なこと言ってんじゃねえ~」と思わず毒づいてしまった。
まあでも、ほんとにそれが愛情とかじゃなくてまず欲望からのものだというのがめちゃくちゃわかります。女性のほうのいろいろな表情も面白いといえば面白いのだが、わたしはこの男の幼児性にいらついてしまう。この男が彼女を欲しがるのも、関係が深みにはまっていい加減もて余しながらも別れてしまうのも惜しいと思うのも、平然と「妻といたい」と言い放つのも子どもがおもちゃを欲しがるみたいに見えて嫌悪感が募る。
昨夜はBSで「チャンプ」(ジョン・ボイト主演)も見ていた。この映画一応親子愛の感動作らしいけど私はこの元チャンプである父親の元妻と子どもへの甘えっぷりにいらつく。きっと私はこの手の男のかわいげに対する感受性皆無なんでしょう。
監督: フィリップ・アレル
出演: イザベル・カレ
フィリップ・アレル
39歳の妻子持ちの男が22歳のミリュエルを口説き落として、もめた末に別れるまで。
映像が、ずっと男の視線です。
はじめにいきなり車の助手席にのったミリュエルを口説くところから始まるのだが、見事にず~っと見つめてます。運転してるんでしょうに。まあ、私のようにいつまで経っても必死にならないと運転出来ないへたっぴドライバーだからそんなとこに感心しちゃうんですが。
それにまあ、男の人の視線って、こんなものでしょうか?はじめのうちは視線の真ん中に彼女がずっといるのですが、そのうちにレストランで自分たちの会話に眉をひそめる年のいったカップルをちらり、他の男と来ている女性にも視線が泳いでいく。
筋立てはありがちなもの。若い女の子をしつこく熱心に口説き落として、はじめは妻子もちと寝るのは嫌だといっていた彼女も関係ができてからは執着や嫉妬を見せるようになって、いさかい、一度は別離し、腐れ縁のように未練を引き摺って、しかし何時しかそれも切れていく。それがすべて男のがわからその視線で描かれる。ラストの平凡な述懐に「勝手なこと言ってんじゃねえ~」と思わず毒づいてしまった。
まあでも、ほんとにそれが愛情とかじゃなくてまず欲望からのものだというのがめちゃくちゃわかります。女性のほうのいろいろな表情も面白いといえば面白いのだが、わたしはこの男の幼児性にいらついてしまう。この男が彼女を欲しがるのも、関係が深みにはまっていい加減もて余しながらも別れてしまうのも惜しいと思うのも、平然と「妻といたい」と言い放つのも子どもがおもちゃを欲しがるみたいに見えて嫌悪感が募る。
昨夜はBSで「チャンプ」(ジョン・ボイト主演)も見ていた。この映画一応親子愛の感動作らしいけど私はこの元チャンプである父親の元妻と子どもへの甘えっぷりにいらつく。きっと私はこの手の男のかわいげに対する感受性皆無なんでしょう。