虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

蝋人形の館 (2005/アメリカ)

2006年07月17日 | 映画感想ら行
HOUSE OF WAX
監督: ジャウム・コレット=セラ
出演: エリシャ・カスバート   カーリー・ジョーンズ
   チャド・マイケル・マーレイ    ニック・ジョーンズ
   ブライアン・ヴァン・ホルト    ボー/ヴィンセント
   パリス・ヒルトン    ペイジ・エドワーズ
   ジャレッド・パダレッキ    ウェイド

 カーリー、ペイジら6人の若者たちは、フットボール観戦するため長距離ドライブ中、キャンプ場で一泊。翌朝車の一台のファンベルトが切断されていた。仕方なく仲間と別れ、修理品の調達で近くにある片田舎の町へ向かうカーリーと恋人のウェイド。アンブローズという寂れた街には人影もないが、立派な蝋人形館があった。

 私ももちろん世飢魔Ⅱを連想しました。
 怖いよりも気色悪くてバイオレンスなホラー。それほど血みどろではないんだけど、あっさり指チョンとか、パリス・ヒルトンの絶命シーンとか「ひええ~」と絶叫でなく声が後ろへ引けるような悲鳴が上がってしまう描写。あの蝋人形の眼が動く~~~とかも。まあしかし、あれは蝋人形にするんだったら致命的欠陥でしょうけど。だって生きた部分は変化するから…うう、思い出すと気持ち悪い。
 それにラストの火事のシーンで蝋の中へ足がずぶずぶ、あの蝋の半融け感がすっごく気色悪くて嫌でした。まさに原題の”HOUSE OF WAX”の部分がモロに「うげげ」だったのです。
 その意味では成功したホラーだったと思います。
 
 結局、双子対双子の対決になって、無人の映画館で延々とかけられている映画も「何がジェーンに起こったか」のきょうだいもので、その辺になにか意味はあるのかもしれません。あのシスコンのお兄ちゃんも最後はなんだかハレバレしてます。