虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ウルトラヴァイオレット (2006/アメリカ)

2006年07月09日 | 映画感想あ行
ULTRAVIOLET
監督: カート・ウィマー
出演: ミラ・ジョヴォヴィッチ    ヴァイオレット
    キャメロン・ブライト     シックス
    ニック・チンランド     ダクサス
    ウィリアム・フィクトナー    ガース

  21世紀末、新種のウィルスが蔓延。感染した人間は超人的な運動能力を身につけるが感染後12年で命を落とす。彼らはファージと呼ばれ、人間は、彼らの根絶を企て、ファージ掃討作戦が開始され、残ったファージたちと凄惨な抗争になる。

 ミラ・ジョボビッチ、あなたまで!と、「イーオン・フラックス」のシャーリーズ・セロンに引き続きなので思った次第。「リベリオン」の監督だから期待してたんですけどねえ。見栄えのするときに肌もあらわにこういうの演じたい衝動とか、そういうのが美しい女優さんにあるのでしょうか?「バイオ・ハザード」は悪くなかったのに。
 主人公ヴァイオレットが ”Watch me!" と言い返すシーンが繰り返し出てきますがほんとにジョボビッチwatchという映画でした。サービスでしょうかバックヌードシーンもちゃんとあるし、どんな時でもメイクとヘアは完璧です。もつれたりよごれたりいたしません。
 オープニングからコミックで、どういう映画であるかおことわりはあったし、止め絵とかソードファイトはなかなかのものだったんだけど(つい吹いちゃうようなのも多かった)なにぶんにも説明不足でした。「リベリオン」はもっときっちりと世界が構築されてたと思います。
 それに、アクションシーンで見得を切るようにポーズ作っては止まるのがおかしくて。ラストバトルの刀にも思わず笑えましたけど。

 昨日見た「M:i:III」でもアメリカの対外政策についての皮肉がありましたが、この映画ではいささか付け焼刃のようだけど「恐怖での支配批判」でした。