虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

サイダーハウスルール/アーヴィング著

2004年07月05日 | 
 ラッセ・ハルストレム監督の映画の原作。映画とは物語の印象がかなり違う。
 映画のほうでは、トビー・マグワイアの持つ生真面目で内省的なムードに乗っかってみていたなあ、と思った。あのバックに流れるきれいなピアノにも。
 映画のほうでばっさり切られていたエピソードで、印象をかなり変えた。私は映画のほうが、すっきりしてるなと思う。でもその分、ホーマーの恋の持つ意味が薄まっちゃったみたい。
斎藤美奈子さんの「妊娠小説」は日本の小説を対象としたものだったので、この本は取り上げられていなかったが、齋藤さんのまな板に乗ってしかるべきだったかもしれないです。