虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ロスト・ワールド(1925/米)

2004年07月02日 | 映画感想ら行
THE LOST WORLD
監督:ハリー・O・ホイト
出演:ウォーレス・ピアリー ベッシー・ラブ ルイス・ストーン

 ドイルのロスト・ワールドの映画化。恐竜が生存していると主張するチャレンジャー教授をはじめとする一行が、アマゾン奥地に確認のため探検へ赴く。

 一日2本も映画見ちゃったのは内緒です。短いから見逃してください。
 なんといっても80年前の特撮ですから、恐竜人形があたりまえに人形に見えますが、けっこうやるじゃないか、と感動します。ハリーハウゼンもあらわれてない時代ですし。特撮はお見事です。
 チャレンジャー教授とか、ロクストン卿は、BS2で放送されてるテレビシリーズ「ロストワールド」よりイメージに合ってます。(テレビシリーズのほうは、後から後から出てくる怪事件、東京より人口密度…いや怪物怪人密度が高そう)でもこちらでもロマンス抜きには映画は出来ませんとばかり、何かというといじらしげな目を見張ったアップが登場する美女が同行いたします。エド・マローン記者はちょっと出来損ない風ですが、最後に美女と結ばれ、チャレンジャー教授はやっと連れ帰ったブロントザウルスが逃げ出して、ロンドンを荒らした挙句に海を泳ぎ去ってゆくのを空しく見送ります。
 サマリー教授をもっと厳格な学者風に描いてほしかったです。

ミニミニ大作戦(2003/米)

2004年07月02日 | 映画感想ま行
THE ITALIAN JOB
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:マーク・ウォールバーグ シャーリーズ・セロン ドナルド・サザーランド

 ベニスからロスまで、金塊をめぐってのクライム・アクション。

 聞いていた評判はわりと良かったし、まあ、泥棒チームの面々の面白さもそこそこ、シャーリーズ・セロンもきれいです。オープニングからのベニスでの金塊強奪シーンのアクションと、ラストのロスの街中でのミニクーパーのカーチェイスも楽しかった。でも敵役が今ひとつなのと、主役をどう捉えていいのかわかんなくて。
 わりに小柄で、平凡な感じを見せてる人です。でも今時の俳優さんらしく筋肉モリモリです。こういう映画はヒーローに洒脱さがあるといいのになあ、と思っちゃう。「セイント」のヴァル・キルマーが今ひとつだったのもそこなんですけど。
 でもドナルド・サザーランドも渋くて、彼だからこそ一矢報いずにいられない気持ちに駆り立てられるのは納得です。
 シャーリーズ・セロンを見ると眉をいじりたくてたまんなくなります。つい鏡を見てしまうのです。もちろん張り合うつもりはさらさらありませんが、そういう気を起こさせるような美女です。