今日はバレンタインデーです。
まあ私には全く関係ありませんが...
業界の商業主義がイヤだと言うわけではありません。
こんな不景気な時代だからこそ、今日一日だけでもみんなでチョコを買ったり贈ったりして喜び合うことは大切なことかもしれません。
商業主義に乗せられて踊るのも自由。でも無視するのも個人の自由だと思うわけです。
それにしても菓子業界の起死回生策はすごい!
従来の本命チョコ、義理チョコだけでは販売数が頭打ちになってしまったので、新たなる販路の開拓のために友チョコとか自分チョコとかを考案し、さらに最近では逆チョコ(男性から女性へ)とかファミチョコ(家族へ贈る)なるものまで発売しています。
ホモチョコ(男性から男性へ)というのもあるそうですよ。
とは言え特別な思いを抱いてこの日を待ち続けていた心優しき人々もたくさんいらっしゃることでしょう。
そのような純情なすべての男性たち、女性たちへ、どうか佳き日でありますように!
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さて我らが中国語倶楽部は、テキストが新しくなったと同時に講師も新しくなってスタートすることになりました。
今までなら辞めていく講師が責任を持って新講師を探してくれたのですが、昨今の中国人留学生たちはあまり横の関係が緊密ではないらしい。
「自分たちで探してください」と言われビックリしました。
数年前には100人はいた中国人留学生も、最近は10数人しかいないらしいです。
『講師急募!』のビラを作り、大学構内の留学生が集まる場所に貼らせてもらって待機していたところ、半月も経ってからやっと1本の電話がかかってきました。
その青島出身の21歳の青年には、私が倶楽部を代表して面接をしました
9月に来日したばかりなので、日本語がまだあまり上手に話せません。
本人も「日本語で文法の説明は出来ないと思う。」と心配していましたが「講師の経験は全くなく、自信はないがでもやってみたい。」と意欲は充分ありました。
私は今まで自信満々の中国人にしか会ったことがなかったので、この自信なさげで正直で控えめな青年(さっそく青島Boya-チンタオ坊や-とあだ名をつけた)に好感を持ち採用を決定しました。
しかしこちらも、彼には本当のことを話さなければなりません。
メンバーが高齢者ばかりであること、耳が遠いメンバーが2名、目が悪いメンバーが1名いること、キャリアの割には力が全くついていないこと、聞いたことはすぐ忘れること、発音や作文が滅茶苦茶なことなどなど...
「皆さん、一体いくつぐらいなのですか?」と質問されたので、とりあえず
「あのね、私は若い方なのよ!」と胸をはって答えたら、彼が
「ぇ、え~っ!!!」って顔をしたのを私は見逃しませんでした。
(あらあら、ここはまだ驚くところではないのよBoya!)
とにかく第一回目のレッスンは無事終了しました。
Boyaも想像していたよりは会員の質がよかったのを安心していたし、お姉様たちもBoyaを温かく見守っていくと言ってくれました。
両国間の緊張はまだまだ続きそうだけれど、私たちは楽しくやっていきましょうね。