互いに知らない間柄であるAさんとBさんがビアホールという空間に共にいた時間はわずか16分。ここでBさんは咸平で感染したAさんと接触し、オミクロン株に感染した。

2021-12-24 09:05:12 | コロナ対策:国民の命を守れ!

「ビアホールで16分」でオミクロン感染…

光州、大邱など10カ所に拡散=韓国

登録:2021-12-23 01:55 修正:2021-12-23 07:13
 
咸平の感染者と重なったのはわずか16分…光州の職場感染、24人中9人 
大邱では国外から入国の40代が感染確認、感染最小235人、疑い108人
 
 
22日午後、光州市南区の選別診療所前で、診断検査を受けるために市民が並んでいる。オミクロン株に感染したことが確認された咸平の感染者と光州の感染者が11日の同一時間帯に南区のビアホールを利用していたことが分かり、接点が確認された/聯合ニュース

 11日夜、光州市南区真月洞(クァンジュシ・ナムグ・チヌォルドン)のビアホールでAさんは2人の友人と酒を飲んでいた。午後8時44分に始まった宴は約1時間続いた。Aさんは光州から全羅南道咸平(ハムピョン)に通勤する咸平の医療系労働者だ。光州市上水道事業本部のBさんは、このビアホールに夜9時までいた。互いに知らない間柄であるAさんとBさんがビアホールという空間に共にいた時間はわずか16分。ここでBさんは咸平で感染したAさんと接触し、オミクロン株に感染した。

 Bさんは職場に出勤して同僚たちと鳳仙洞(ポンソンドン)のある食堂を訪れた。同僚を除いても、この食堂だけで22日午後までに食堂の従事者4人、客2人がオミクロン株に感染していることが確認された。Bさんの事業本部では、24人の感染者のうち9人がオミクロン株感染者であることが確認された。防疫当局は、感染者が出た鳳仙洞の食堂を中心に動線を追跡していたところBさんを突き止め、BさんがAさんと同時刻に真月洞のビヤホールにいたことも把握した。光州と咸平のつながりが突き止められたのだ。光州市感染症管理課のソン・ヘジャ課長は「オミクロン株は広がるのが速いため、疫学調査が追いつくのは大変」と述べた。11月25日に1人のイランからの入国者から始まったオミクロン株感染は、こうしてソウルの家族会、全羅北道益山(イクサン)の幼稚園、咸平の保育園を経て、わずか16日で光州のビアホールや食堂にまで広がり、連鎖感染を引き起こした。

 そして22日に大邱(テグ)でオミクロン株感染者が発生したことで、オミクロン株感染が広がった地はソウル、京畿道、仁川(インチョン)、光州、全羅南道、全羅北道、世宗(セジョン)、忠清北道、慶尚南道、大邱の10カ所となった。前日時点でのオミクロン株感染者は234人で、大邱の1例が追加されたことで、この日は少なくとも235人となった。オミクロン株感染の疑われる患者は、前日に54人が追加されて累計108人となった。

 大邱市はこの日、「13日に米国から入国した1人の40代の大邱の男性が、オミクロン株に感染していたことを確認した」と発表した。この感染者は13日に米国から仁川(インチョン)空港に到着し、大邱入りした。コロナ感染が確認されたのは15日。大邱市は、この感染者の子どもが通う学校の教職員と生徒566人に対して全数検査を行ったが、全員が陰性だった。ただし濃厚接触者38人は自己隔離措置を取っており、日常接触者124人は能動監視している。中央防疫対策本部のパク・ヨンジュン疫学調査チーム長はこの日午後の記者団に対する説明会で「大邱の事例は、国外からの入国後の追加感染で感染が確定した例が1人、疫学的な関連のある事例が同居家族2人」と発表した。

チョン・デハ、キム・ギュヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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