どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ゲンミ峠

2011年08月24日 08時33分19秒 |  チェルヴィーノ
7月10日 日
 独特の形をしたピラトゥスが霞んでいる、アイガーとメンヒも近くに見えるロートホルンの朝焼けは期待通りだった。折角だからとピークへ行くとロートホルンではなかった、それで反対側のピークへ上った。十字架があり其処がロートホルンである。山の上に十字架がよくある、天に近いだけ神に近づくのか。

 9:40の始発で山を下る。チェックアウトのときシャモニーのホテルイザベラの予約をしてもらった。登山電車は牧場の端を大きくカーブしながら下り牛が草を食む直ぐ脇を通りゆっくり下る。森林の中に入り木の間越しにブリエンツ湖そしてトゥーン湖も見える。中間駅のチーズ売りの女性の姿は早すぎるのか見えない。

 すれ違う汽車にはもう大勢の客が載っている、ブリエンツ駅でも登山客が列をなしていた。蒸気機関車が煙を吐いているのを写真に撮る。ミニ列車の1時間の旅は雰囲気・風景ともよかった。
湖発は11:00となった、20分でインターラーケンに着き車で入れるならとトリュメルバッハの滝へ行った。狭い岩の隙間から轟音と共に大量の水が落ちる様がすごい。数百メートル落ちる滝も見ごたえがあるけど、岩を穿ち暗い洞窟を白い竜がのた打ち回るように流れるようすも見ごたえがある。エレベーターで上まで上がりトンネルを通って展望所へ行くのだがスイス人の観光開発に対する情熱には呆れるほどだ。自然破壊ということを考えないのかな。おかげで滅多に見られない景観をラクしてみることができるけど。

 2時前にカンデルシュテークに着きカートレインに乗る。ベルナーオーバーランドからブリーグ方面への最短距離で汽車専用のトンネルがあり車両は全てこの汽車に乗せて運ぶ。客車は無く車に坐ったまま運ばれる。12分でトンネルを抜ける、料金は乗用車で27フラン人間の料金を含んでいるので安い、観光バスも乗せられる大きさである。ゴッペンステイン駅からロイカバードに向かう。14:40には見覚えのあるLeuk駅前にきた、ここから山越えしてLeukbadへ行くのだが天気が良すぎて日差しが強い。前回はポストバスに乗ったが今日はレンタカーで快調にとばした。
15:20ロイカバード着、ロープウェイでゲンミ峠へ上った。峠の小屋は数年前に新築したもので部屋も小奇麗で眺めも良い。ど真ん中に螺旋階段があり周囲に部屋が配置されているので自分が何階にいるのか分からなくなる。シャワーはコイン投入すると3分間お湯が出る。止める・出るの操作ができてるいけい3分なので身体を洗うには3分間は充分な時間である。

 窓から見える雪山の中にマッターホルンがちょこっと顔を出している。ゲンミ峠のこの景色が好きだ。前回はここからカンデルシュテークまでハイキングした。今年は峠を下る予定である。
眺めは良く食事も美味しいのでお勧めの山小屋です。

本日の走行距離 137Km

      5:30 起床 窓からアイガー、メンヒが見える 晴れている
6:10 頂上へスタート15分の登り
            Shongtgutsch だったので反対側のピークに登りなおす
        7:10  小屋に戻る
7:40 ホテルで朝食
9:05 チェックアウト イザベラの予約を頼む
9:40 登山電車で下りる
10:40 ブリエンツ着 蒸気機関車写真撮影
11:00 湖畔の駐車場スタート 3193Km
11:20 インターラーケン
        11:43  ラウターブルンネン駅前通過
11:50 トリュンメルバッハの滝
        12:00  入場
13:00 滝発
        13:20 ツーン湖の横通過
13:55 カンデルシュテーク着
14:05 カートレインに乗る
14:18 ゴッペンステイン着
14:40 Leuk駅前
        14:45 Leukを見下ろしながらランチ
        15:05 発
15:20 ロイカバード
        15:30 ゲンミ峠へのロープウェイ駅
16:00 ロープウェイでゲンミ峠へ
16:15 峠の小屋にチェックイン 137Km
18:45 夕食 食事は良い ゲンミ峠
ポタージュスープ、ポーク・ハムのソテー 客17名