どこ吹く風

旅のことを主に書く。

悪魔の橋からロートホルンへ

2011年08月23日 15時30分08秒 |  チェルヴィーノ
7月9日 土
 今日はロートホルン泊りなのでゆっくりした行程である。時価があれば湖上遊覧でもしようと8:45に出発する。坂道を下りきったところに町があった。6頭立ての観光馬車がある、古い町だろうと思っていたらなんとアンデルマットだった、これほどアンデルマットが近いとは思わなかった。

 まず前回見逃した「悪魔の橋」を見に行く。石造りの橋にトンネル、近くには何やらの記念碑がありロシア文字で何かが書かれている。その後ろの岸壁にクライマーが多数取っ付いている。この橋のいわれはいずれ検索するとして、景観を写真に撮る。わざわざ足を運んできただけのことはある。30分ほど橋の周辺をうろついた。

 昨年スイスは汽車の旅だったので、アンデルマットから30分も歩いてこの橋を見る気になれなかった。橋はスウスティン峠への途中にあるので寄り道ではなく行きがけの駄賃のようなもの。11:10スウスティン峠に着く、ポストバスの四つの峠廻りツアーでも氷河の迫力が印象に残ったので、フルカ峠と共にスウスティン峠も是非通りたかった。満足のいくまで氷河を見てマイリンゲンへ下った。

 マイリンゲンは宿泊したこともあり、アーレシュルフト渓谷もいい散歩コースである。特産のメレンゲを食べることなくブリエンツへ急いだ。ロートホルンへの最終便とブリエンツ湖遊覧の時間が上手い具合に接続していることを確認してインターラーケンまで汽車で行き遊覧船に乗った。
車は湖畔のパーキングで翌朝までの駐車券を買った。

 遊覧船に中国人留学生がいて彼女たちにたどたどしい中国語で話しかけた。フランス留学中とのこと、シャモニーでは台湾の観光客にあって少し話したので中国語は世界で通用する言葉のひとつになっている。突然大雨が降ってきた、雨の遊覧も風情はあるもののやはり晴れたほうがいい。ブリエンツに着くころには上がった。

 ロートホルンへは登山電車で上る。かわいらしい汽車で蒸気機関車もある、客車も展望車、無蓋車それに普通車といろいろな種類がある。湖を見ながら上がっていく、線路脇の雰囲気はルチェルン湖からリギ山へ上る鉄道に似ているが、リギ鉄道のほうが面白味があった。それはリギ線に小さな踏み台の個人家庭用のプラットフォームがあるし、牛乳の集荷など観光だけではない生活臭が体現できるからです。 

 ロートホルンのクルムホテルはようやく泊まれたという感じだ。最終便に間に合わない、週末で満室など廻り合わせが悪かった。今年は上手い具合に泊まれた、山頂からの景色、ベルナーオーバーランドの風景がよかった。リギやピラトゥスもすぐわかった。

 黒ビールがおいしかった。


本日の走行距離 238Km


7:10 起床 くもり
7:45 朝食
8:45 出発
9:20 アンデルマット着
9:45 悪魔の橋へ出発 3分で着く
10:20 発
10:45 ウィッセン通過(サースティン峠入り口)
11:10 スウスティン峠 着 
12:10 マイリンゲン着
12:15 発
     給油 26.39リットル 46.95フラン 3177Km 
12:45 プリエンツ着 駐車券12h
    昼食 ピザ ビール 
13・38 インターラケン行き汽車に乗る
13:55 着
14:45 湖水廻り インターラーケン発
16:05 プリエンツ着
16:38 プリエンツ発 蒸気機関車もある
17:35 ロートホルン着
18:00 夕食