どこ吹く風

旅のことを主に書く。

塩水蜂炮 炸裂する!

2009年02月22日 06時57分25秒 | 元宵節 09年
 この日(2009年2月9日)のために持ってきた防護面や手袋、マフラーなどをザックに入れて塩水へ。フロントでタクシーを手配してもらう。街外れに北回帰線の記念モニュメントが見えた、東海岸とは丸っきり違う形だった。嘉義付近は平野になっていて農業地域らしく落ち着いて豊かな感じがした。整備されている道路を快調に走り塩水に入った。路上駐車している車が多くなった、バスももあるので会場に近い。警官が規制している場所で降りた、650元也。タクシー料金は1Km当たり20元なので嘉義ー塩水は20Kmほど離れていることになる。

 爆竹の音も聞こえる、露店でフルフェイスのヘルメットを650元で売っていた、わざわざ持ってくることも無かった。次回は現地調達しよう。まずお寺へ行きご本尊や山車を見た、何処で爆竹を発射するのか分からないので山車に付いて行くことにした。この判断は当たった。後の騒ぎは前に書いた通りです。

 今回は直近、少し離れ、又塀によじ登り高みの見物と多様な楽しみ方をした。持参した防護用品は役立ったことは言うまでも無い。無防備の日本人の若者が塀に登ってきて座った、何も知らない様子なので爆竹に点火されたら逃げる算段をするように忠告した。

 山車に付いて歩き良いビューポイントを確保し、充分堪能したので祭りはまだまだ続くようだが帰ることにした。土地勘が無いのでタクシーを探せそうな場所が分からない。車両規制区域から出るために適当に見当を付けて歩くとお巡りさんが規制している所に来た。女性警官にバス停を聞くとバスは無いという。タクシーは何処で拾えるかを聞くとちょっと待てと無線で問い合わせいる。そしてタクシーを手配したのでこの場で待つように言われた、親切なお巡りさんだ。

 暫らくして車が来て乗り込んだ。あれっ!メーターが無いのに気づいた。彼女は白タクを手配したのだ。妻が言うには車はベンツだったとのこと、どうりで乗り心地がよかったのだ。暗い夜道を猛スピードで嘉義に向かった。信号は守っていたがすごいスピードだった。北回帰線のモニュメントが見えたら指さして説明してくれた。
白タク料金は千元だった、タクシーよりも高いけどあの状況ではこの金額をヨシとすべきだろう。あの場では客を乗せたタクシーが何台か通ったが空車は見えなかった。警官に白タクを手配してもらわなければ帰りの時間は遅くなっただろう。
アリガトさん女性警官殿、助かりました。

 2007年の古い記事ですが3月にも爆竹・花火を打ち鳴らしたらしい。もし今年もあれば今からでも間に合います。
http://www.taiwanembassy.org/ct.asp?xItem=42874&ctNode=3591&mp=202&nowPage=33&pagesize=50
台湾週報
・・・3月3日の18時~24時、3月4日の18時~3月5日3時までは輿にしかけた爆竹、花火が点火され、縦横無尽に火花が飛び交い、熱気を帯びた祭りとなる。また、4日の夜8時30分には塩水国民中学運動場で爆竹が集中的にならされ、9時9分には9.9メートルの関羽の像から発射される予定となっている。

 塩水蜂炮は世界的な奇祭の一つだと思う、危険性はちょっとだけあるがその分楽しさが増す。その場に居れば強制的な全員参加を余儀なくされるお祭りだから楽しいのでしょう。ウチナーグチで言えば、うとぅるさムヌ見いぶサーの典型例でしょう。
また行きたいナ~、行くぞ・・!

写真:ぎっしり詰まったロケット花火、これがいっせいに炸裂する、上部からは打ち上げ花火が上がる。
見ての通り水平撃ちをする。2メートルほど離れただけで火が付けられる・・・想像するだけで我が身を花火に晒したくなるでしょっ。(笑)
元宵節には塩水へでかけましょう。