どこ吹く風

旅のことを主に書く。

四大天文現象

2007年11月18日 06時55分03秒 | オーロラ
 皆既日蝕、流星雨、巨大彗星にオーロラを加えて四大天文現象というそうです。月食はどうなのだろう、度々起きるので外されたのかな。

 これらのうちでこの目で見たのは彗星、ハレー彗星は見た。掌で作る三角形ほどの大きさだったが肉眼でも見えた。小学校のとき64年ごとに現れる彗星があって君達が生きている間に見られるだろうと教わった。それを見たのだ、年をとった実感も味わった。
具志頭(ぐしちゃん)の海辺の高台は大勢の天文ファンというより野次馬にちかい人たちで溢れていた。ウージ畑の農道にも天体望遠鏡を設置した俄か天文ファンが繰り出す一大イベントだった、当然人それぞれに感じるものがあっただろう。

 ヘール・ホップ彗星これはハレー彗星よりも大きく見えた、夜に明け方にと見に行ったが天候の安定しない春だったので毎日見えるというものではなかった。しかしその頃ホームステイ留学している娘を訪ねてフルーツステートのフレズノへ行ったら毎日はっきり見えた。ボワ~ッとした大きな尾を引いていたがオキナワよりも暗いということだろう。1997年のことだった。

 日食は1987年に見た、金環食で月の影の周囲から太陽が輪になって輝いているのはそれだけで神秘的なのに、万座毛ではアイヌの方々を招いてその時に合わせて儀式が催されたので益々神々しかった。
葉陰まで太陽の欠けている姿を映すのがおもしろい、木漏れ日はレンズと同じなのだろう。木の周りに掛けた太陽が散らばっていた。2009年7月22日には我が島でも9割以上掛ける日食が見られるとのこと楽しみです。ただ中国で皆既日蝕を見たいな。

 流星雨、これに時々起きる現象です。高校生の頃琉球政府前の芝生に寝転び話に弾んでいたらやけに星が流れる、流星雨だったようだ。1972年のジャコビ・ジェンニ彗星は空振りとなった。佐敷の海岸端に陣取っていたのにハズレ、残念だった。
その後何回か流星雨の話があり豊見城の小高い場所まで行って見た。小雨程度だがそれでもス~ッと輝きながら消えていく様は花火とは違う雰囲気がある。

 このように列挙すると私の空に対する思い出は87年の日蝕に97年の彗星と7の付く年である。それに加えて今年2007年はオーロラを見に行くことになっている。出発は3週間後なのでもう直ぐです。偶然とはいえ7の付く今年で四大天文ショーが完結することになる、ただしオーロラが見えたらの話ですけど。

 イエローナイフは9割以上の確率でオーロラが見えるということなので、そのデータに全てを賭けて出かけます。
当地オキナワはすっかり秋めいてジャンバー無しでバイクに乗ると涼し過ぎるようになった、カナダはもう寒いだろうな。

写真は本文とは全く関係ないトボロチという木の花です。
今頃がちょうど時期で並木が花で覆われています、通称トックリ木綿とか南米桜と呼ばれています。戦後南米から持ってきたので南米桜と呼ばれ、木の幹がトックリ上に膨らみ花の後の実から綿が出てくるのでトックリ木綿と呼ばれている。