どこ吹く風

旅のことを主に書く。

興慶宮公園

2007年11月06日 06時57分44秒 | 西安留遊
 西安交通大学通称交大(jiao1 da4)の北隣りに興慶宮公園がある。
中国の公園は市民が歌に踊りスポーツと楽しむ場というは前回の旅行で知っていたので日曜の朝に出かけた。寮から北門までもけっこうな時間がかかる、学内の創立100周年(?)記念事業で整備されたモニュメントのある広場でも数十人の太極拳グループが揃いの衣服で演じている。その中に私たちの太極拳の老師もいた、挨拶をして暫らく演技を見た。

 北門の向いが興慶宮である、入場料をとる設備はあるが係員はいない、日曜は無料なのか、毎日無料開放されているのか・・
門の前の広場には太極拳研究会と書いた若者のグループが格闘技のような太極拳、空手でいえば自由組手のような激しい動きをしている。太極拳もいろんなグループがあるのだ。
 門を入ると音楽に合わせてジャズダンスを踊っているのが目に付いた、百数十名が一斉に同じ動きをしている様は圧巻だ。横ヨコ前マエ回ってパッという具合に熱中している。それが延々と続くので真似をするだけでも息切れする。
 噴水のある広場の石畳には手箒のような筆を持って水で字を書いている人がいる、書いている文字は繁体字だった。数年前北京で水文字を書いている人に筆を渡されたので、友好琉球人と書いたらニコニコしていたのを思い出した。

 バドミントンも10組以上いる、凧揚げをしているオジサンもいた。鳥の形をした凧で腕を伸ばしてグルグル回して糸を繰り出して揚げようとしているがなかなか上がらない、風がないからか、塔の回廊から伸びた糸に繋がっている鳥・凧が泳いでいるので少々焦っているのかな。塔の周りにはお年寄りが大勢で黙想したりゆっくりした動きをしている、何をしているのだろうか。

 公園中央部の小高くなった所の木々の間から笛やクラリネットの調べが聞こえ、二胡の音も響いてくる。静と動が入り混じりそれぞれが楽しんでいる公園である。広い池の対岸にも人影が見える、池を一回りすると1時間はかかりそうなので止めた。ボートもあるので時間があれば乗ろう。

 面白いものをしているグループがいる、テニスラケットのようなものにボールを乗せて振ったり身体の周りを回したりしているがボールを落とさないようにバランスを保っている。それを音楽に合わせて全員が同じ動きをしてる。中には下手な人もいてボールを落としている、それを上級者が指導している。

 みなさん老いも若きもそれぞれがそれぞれに楽しんでいる様子を見てこちらまで楽しくなった。