どこ吹く風

旅のことを主に書く。

野菜 セロリ

2007年11月05日 07時05分27秒 | 西安留遊
 中国人は料理が上手だ、特に野菜の料理がうまい。
炒め物に湯菜と美味しく料理されている、香辛料によっては好き嫌いが出てくるが大概美味しく食べられる。

 特に印象に残ったのがセロリの甘酢に漬けた一品だった。日頃野菜を美味しいと思ったことが無い私がこれは美味しいと思ったほどです。
セロリなんて繊維が多くカリポリ、シャキシャキと齧るだけのものと考えていたがイメージを一新した。

 テーブルに並べられる皿には味見として必ず口にするよう心がけている。セロリが出たときも期待をしていなかった、汁に漬かったセロリを取り口に入れるとこれまでに無い味がする。こういう調理法で食べたことは無い、単純に甘酢に漬かっているだけなのに美味しいと感じた。野菜料理にこれほど感激したのは初めてです。
向かいの席の日本語が話せる方に調理法を聞くと、詳しくは知らないがと前置きして、まずセロリを湯がいて冷水にとり出し汁に漬けるだけという。これは出し汁がモンダイだ、甘酢と書いたが三杯酢のキュウリ揉みのあの単純な味ではなくてもう少し深みのある甘酢だった。出汁が入っているのではなかろうか。

 あのような単純な料理だから再現できれば我が家の一品に加えられると思う。どうにか調理法を知りたいものだ。写真を探したが写っていない、あまりの美味しさに写真を撮る余裕さえ失ったようです。あるいは一回りする間にみんな食べられてしまったのでしょう。
替わりに鶏料理を載せます、外国で食べるチキンは何処でも美味しいのに、何故ニッポンで食べるチキンは味が無いのだろうか。