どこ吹く風

旅のことを主に書く。

行って来ましたペルーまで

2006年04月11日 05時45分53秒 | マチュピチュ
写真はホテルから見たリマの夜明けです。

 「ペルー世界遺産大紀行11日間」は現地ペルーでは7泊で、残りは機中泊ということです。
往復同じコース、成田ートロントーリマだが日付変更線を超えるので往復の日数が奇数になる。この辺りがどうも理解しがたい、時差はムツカシイ。

 ペルーはマチュピチュ、チチカカ湖、ナスカの地上絵を見るのが今回のツアーの目的です。他のサイトを調べてみると10箇所の世界遺産があるようです。今回訪問した地域で4箇所が世界遺産に登録されているようです。

 繁栄していたインカ帝国を僅かの人数のスペイン人によって征服崩壊された哀しい歴史を見るのだから複雑な心境になる。インカを消す為にインカの宗教破壊をした、つまり心の破壊をしたキリスト教には複雑な思いがする、特にインカの重要な施設をぶち壊して教会を建てるやり方は今考えても納得出来ない。
支配の論理としては分かる、イチバン最適な方法だろうから。

 折りしも大統領戦況の真っ最中だった。我がニッポン国籍のフジモリ大統領の功罪も問われているようだった。光の部分だけに目が行っているが強権政治を行なったとか、その末期の腐敗政治にも目をやり検証してから彼の評価をし、ペルーへの援助を考えるべきだろう、日本政府は。
ただ日系だから何でもかんでも彼を支援するという政府の姿勢は良くない。今でも大勢の日系人が彼の地で住んでいるのだから近視眼的に見るのではなく長い目で見た方が良いと思う。

 貧民街や虐げられているであろう人々も車窓からではあるがチラッと見えた。かつてあれだけの帝国を築いた人の末裔とは思えない。ピサロ以来変わっていない面がある。見るのは哀しいものだ。
歴史は辛いものだ。

 現代では選挙という手段でしか自らの生活を変えられない、民意を反映する人が大統領になって欲しい。政治システムが良くなれば国民生活も良くなる国、底力のある国に見えるので不満を票にしよう。
それがダメなら銃があるさ、コカを噛んでぶっ放そう。

 私は高山病対策になるし力も出るということでコカの葉を何回か噛んだが、その効き目は実感できなかった。もっと年季を積まねばならないのか。
時差ボケでアタマは廻らないがこれから行った先の事を書いていきます。