毎朝
目覚めは隣りの公園からの、降るように響く蝉の声から始まります
日の出と共に。もう、ザンザンと。蝉の声なのか、ナンなのかわからない位の大合唱
しかし・・・慣れって怖いねぇ~。
朝一番に気になるくらいで。
後は、夜になって、しーんと静かになって。
「ああ、蝉がないてないな。」って思うくらいだから、不思議なものです
爆笑問題の太田光さんが、テレビで「名作だ!」と言っていた、角田光代さんの「八日目の蝉」
何となく手にしそびれ。図書館は予約の長蛇のリストに名を連ねるのも億劫で
かれこれ幾年月
先日、図書館の棚に見つけました
あらためて。
「 八日目の蝉 角田光代著 中央公論新社 1600円+税 」
今年の3月にドラマ化されたそうですね。気づきませんでした
まぁ、私は連続ドラマが見れないタチなので(何曜日の何時にテレビの前に座る・・・ってのが出来ない人なので
)
気づいても観れなかったんでしょうけどねぇ
希和子は不倫相手の子を宿すも、産むことは出来なかった。そして、子どもを宿せない身体になってしまう。
時を同じくして、不倫相手の妻が子を宿し、女の子が産まれる。
希和子は、その子を盗み。
わが子につけるハズだった名前「薫」と呼び。
逃亡生活を送りながら5歳半まで育てる・・・のが、第一章。
二章は、「薫」として育てられた後、本当の両親の元に戻されてからの「恵理菜」が大学生になって登場する。
「誘拐された子」として生きてきた恵理菜の想いを描いています。
「誘拐」したとはいえ、自分を心から愛して育ててくれた、憎むべき誘拐犯の「あの女」
実の母とはいえ、離れていた時間を埋めることができず、情愛の交わし方がぎこちない「本当の親子」
そんな話を読みながら。
私が考えていたのは「家族の形」


ほんの?30年前。私が子どもだった頃。
父と母と兄と妹と。
「5人の家族



」が、「あたりまえ」で。
その「家族」が、バラバラになるなんて、その時は、考えもしなかった。
成長し。恋をして。結婚して。
子ども達は「我が家」を巣立ち。新しい家族を持ち。
みんな幸せ
・・・だけど。
ふと思う。
今、私の持っている。「あたりまえ」の。
今のこの「家族」だって。無限に続くものじゃないんだな


子どもは。成長し。両親を乗り越えようとし。新しい、自分の「家族」を作るだろうし。
私達も、老いて。気づけば一人・・・という日も来るかもしれない
「家族」は、変わっていく
「恵理菜」は「薫」として育てられた時間を恨む一方で。
幸せだった時間の想い出としても、記憶に残っていて。
チグハグな「本当の家族」とのギャップの間で、揺れ動く。
でも。「あの女」に愛された幼少時代の、温かな想い出と。
上手く関係を築くことができなかった両親を。少しずつ受け入れ、乗り越えていく。
そしてまた、新しい家族を作り育んでいくんだろうな。
サスペンスなのですけど。
「家族」について。なんだかしみじみ考えてしまえる一冊でした
・・・さて。この記事を書くのに2週間かかってしまいました
蝉も鳴いてますけど。夜になると、秋の虫の音が混じります。
暑い暑い日が続いてますけど、季節は、着実にめぐるんだなぁ~


日の出と共に。もう、ザンザンと。蝉の声なのか、ナンなのかわからない位の大合唱

しかし・・・慣れって怖いねぇ~。
朝一番に気になるくらいで。
後は、夜になって、しーんと静かになって。
「ああ、蝉がないてないな。」って思うくらいだから、不思議なものです

爆笑問題の太田光さんが、テレビで「名作だ!」と言っていた、角田光代さんの「八日目の蝉」
何となく手にしそびれ。図書館は予約の長蛇のリストに名を連ねるのも億劫で

かれこれ幾年月


あらためて。
「 八日目の蝉 角田光代著 中央公論新社 1600円+税 」
今年の3月にドラマ化されたそうですね。気づきませんでした

まぁ、私は連続ドラマが見れないタチなので(何曜日の何時にテレビの前に座る・・・ってのが出来ない人なので

気づいても観れなかったんでしょうけどねぇ

希和子は不倫相手の子を宿すも、産むことは出来なかった。そして、子どもを宿せない身体になってしまう。
時を同じくして、不倫相手の妻が子を宿し、女の子が産まれる。
希和子は、その子を盗み。
わが子につけるハズだった名前「薫」と呼び。
逃亡生活を送りながら5歳半まで育てる・・・のが、第一章。
二章は、「薫」として育てられた後、本当の両親の元に戻されてからの「恵理菜」が大学生になって登場する。
「誘拐された子」として生きてきた恵理菜の想いを描いています。
「誘拐」したとはいえ、自分を心から愛して育ててくれた、憎むべき誘拐犯の「あの女」
実の母とはいえ、離れていた時間を埋めることができず、情愛の交わし方がぎこちない「本当の親子」
そんな話を読みながら。
私が考えていたのは「家族の形」



ほんの?30年前。私が子どもだった頃。
父と母と兄と妹と。
「5人の家族





その「家族」が、バラバラになるなんて、その時は、考えもしなかった。
成長し。恋をして。結婚して。
子ども達は「我が家」を巣立ち。新しい家族を持ち。
みんな幸せ

ふと思う。
今、私の持っている。「あたりまえ」の。
今のこの「家族」だって。無限に続くものじゃないんだな



子どもは。成長し。両親を乗り越えようとし。新しい、自分の「家族」を作るだろうし。
私達も、老いて。気づけば一人・・・という日も来るかもしれない

「家族」は、変わっていく

「恵理菜」は「薫」として育てられた時間を恨む一方で。
幸せだった時間の想い出としても、記憶に残っていて。
チグハグな「本当の家族」とのギャップの間で、揺れ動く。
でも。「あの女」に愛された幼少時代の、温かな想い出と。
上手く関係を築くことができなかった両親を。少しずつ受け入れ、乗り越えていく。
そしてまた、新しい家族を作り育んでいくんだろうな。
サスペンスなのですけど。
「家族」について。なんだかしみじみ考えてしまえる一冊でした

・・・さて。この記事を書くのに2週間かかってしまいました

蝉も鳴いてますけど。夜になると、秋の虫の音が混じります。
暑い暑い日が続いてますけど、季節は、着実にめぐるんだなぁ~
