なんちゃってLOHASな日々

ハーブの事。田舎暮らしの事。読書あれこれ。毎日の生活の中の、ちっちゃな出来事を楽しんじゃうブログです。

バッテリー

2009年12月07日 | 読書
先日、あさのあつこさんの「金色の野辺に唄う」の記事を書いて。
「代表作のバッテリーを読んでいない」と言ったら。ブログを見ていたくみさまより、どさっと6巻。貸していただきました

え~っと。 転げまわったという、バッテリーの続編の「ラスト・イニング」は、この読書日記を書かないと、貸してもらえないのかしら

「 バッテリー あさのあつこ 著 角川文庫 」6巻まで、出ています

小学校6年生の終わり。
天才ピッチャーの巧は、父親の転勤で、両親の故郷である山間の街に転校してきます。

まず、この山間の街に向かう道すがらの情景から始まるのですが。
以前、私が山間の街に引っ越した日の記憶。トンネルを抜けると、4月というのに雪が積もっていた驚き・・・の風景と重なり。
そこから、一気に4巻まで、読んでしまいました。
・・・というか、いつも、連続モノは集中して、全巻を一日で読んでしまうことが多かったのだけど。初日は午前2時で断念・・・私も年をとったもんだ
その後は、ちょっとペースダウンして、2日後に読破しました。

巧が引越ししてきて、一緒に住むことになったのは、甲子園出場校の野球の監督をしていた母方の祖父。
素直な体の弱い弟の青波。
巧とは、ずっとギクシャクしている両親。

そして、バッテリーの相方となる豪との出会い。

自分の能力を信じて。人を受け入れることの出来なかった巧が。
豪との出会いや野球を通して、だんだんと向き合えるようになるまでの。
ながいながい物語です。

巧と豪の話だけではなく、取り巻く大人達やメンバーの。
様々な気持ちが入れ乱れて。
思春期の入り口の、混沌とした思いや、まっすぐさが。
なんだか、身にせまってくる本でした。

たぶん。読む人の、今、置かれている状態で、いろいろに変化して思える話だと思うのですが。

巧や豪の頑なで、無器用なまでの、まっすぐさを見ていると。
最近は、「苦手なタイプの人には、極力、近づかない」「危うきには、近寄らない」「めんどうな事は、なるべく避ける」という。
大人のずるさみたいなモノを。自分は、こってりと身にまとっているんだなぁ・・・って、ほとほと感じ入りました。

不条理に対して、怒る事や。新しく、自分を傷つけるかもしれない未知の物に向かっていく事や。良いか悪いか解らないけど、自分の欲した物を突き止めていく強さ。
そんな感性を。もう、ずいぶん長いこと、忘れてしまっていたように思います。

少し傷ついてもいいから(少しだけね)・・・もうちょっと、ちゃんと怒ってみたり、苦手な人と向き合ってみたり、好きな人に声をかけたりしてみようと思いました

あんまり、まともなレビューになってませんね
久々なので、平にご容赦

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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読破か。 (くみ)
2009-12-07 21:42:12
さすが、早いな。
貸してから一週間たってないじゃん。

文庫のほうが、「書き下ろし」のおまけがあるからお得なのだよ。

この作品はね~、中学生くらいのときに(発表されてないがな)出合っておきたかったよ。

なので、姪にはあと2年くらいしたら、読ませるような方向に仕組んでおく。

いい歳した大人になってから出合ったので、わたしは巧に感情移入できなかった。
ハラハラしちゃってさ。

わたしが思いいれたのは、中学生にして、大人のずるさを身につけてしまった賢い子です。

>「ラスト・イニング」

いつでも貸すよ。
「あさのあつこ完全読本」もあるぞ。
あ、わたし今月全部水曜日空いてた。
ちょっと勘違いしてた。
↑メールしろよって。

我が家にはね~、キミの知らない良書が結構あるのだよ。
偏ってるけど。
返信する
早い? (なんちゃって)
2009-12-08 07:45:32
くみさま♪

読破いたしました。読みやすかったです。
私は、逆に、今で良かったかな。中学生の頃だったら、あんまりハマらなかったかもしれないな。すっとばして読んで「よし」としてしまいそう。・・・今の子ども達が、どんな感想を持つのか、聞いてみたいな。

また、メールするね♪

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