自分の畑で育てた綿花。当時の事はあまりよく覚えていないのですが、半分ほどは手で種を取り除いていました。
2007年の記事がありますが、多分、その翌年か前年も育てていたような・・・うっすらとした記憶があります。
袋の下の方は「種付き」のままの綿花ですが、砂埃などの汚れがひどく、多分、収穫してみたものの、この「汚れ」をどう処理していいのかわからずに、そのまま「お蔵入り」にしてしまったようですね
時が経ち、クリーム色に変色していました。一つ、今年の和綿が載っているのが分かりますか? 種類の違いもあると思いますが
それでも、やさしくて温かみのある色なので。まずは、この綿を使って「糸」にしてみることにしました。
種取りだけは講習会で種取り器を使わせて頂いて種を取り除いたり。
自分で手でチマチマと種を取り除いたり・・・
ちなみに、種取り器前に綿花についた砂やゴミなどは、手で丁寧に取り除きます。残ってしまうと糸に汚れが混じってしまうので、この時ばかりは根気よくゴミ取りをするしかなさそうですね
種を取り除いた綿をほぐしていきます。
とはいえ、自宅に道具があるわけではないので、道具は「代用品」を使います。
教えて頂いたのが、100円均一で売っている「ペットの毛を解かすクシ」2本です
私が購入したのはプラスティックですが、台が金具のモノもあるそうです。
種をとった綿を一つまみ。このブラシに挟み、こすりあわせて固まりをほぐし繊維を引き延ばすようにしていきます。なかなか、どの位やるべきかも分からないのですが・・・そこはチャレンジあるのみ!!!!!
これが正解かは分かりませんが、ぺしゃんこだった綿がフワフワになっていきます
つまみすぎるとケバたたず少なすぎると粉々 なかなか加減が難しい
どうにかこうにか。とりあえず、一つまみの綿がフワフワの一塊になったところで、やさしく重ね合わせて、いよいよ糸にしていきます
と。講習会の時には、糸車やコマのような器具を使ってねじっていき、糸にしていく工程を学びましたが、ここは我が家。家にある物で代用
ジャン!!!高級割り箸!!! なんちゃって考案の「一人糸繰り~」
いやはや。器具を作るのも使いこなすテクニックもないので、参考にしたのが、「二人で糸を紡ぐ方法」
一人が「フワフワの綿の塊を持ち、指先で送り出す量を調整」 もう一人はその先を持ち、ひたすら「ネジネジ」とねじって撚るとあら不思議、引き出したフワフワの綿がよじれて「糸」になるんですよ!!!
それを一人でやるにはどうしたらいいか・・・と考えて。
「見本のように美しい糸にするのは困難だけど、太い毛糸のようにするのは可能では?」「多少、不格好でも、とりあえず形にしてみよう!」と言う「なんちゃって糸」ならやれそうかと。
塊から少し綿を引き出しクルクルとねじり、高級割り箸(木がしっかりしていて端だけがくっついていて途中までは割れているヤツ)に挟み、塊を引き出しては割り箸をクルクル回し、よじれてきた所でおいて綿を少しずつ引き出し・・・と繰り返すと・・・なんということでしょう!!!糸らしいモノが生成されてきたのでした
ねじりの加減と綿の塊の引き出し加減で糸の太さが違うのですが、ちぎれても同じ方向に絡ませればスグに繋がるし、引き出しすぎてしまった所は後からもう一度指で均していくことができるので、初めはボコボコでスグに切れてしまいましたが、後半はそれなり???に糸っぽくなってきました。
糸巻のように巻き取るとねじるのが上手くいかないので、両手を広げたくらいで1回分の長さにして、次は「織り」に挑戦です