子どもの頃。カンカンとランランのシール入りのパンダ形のパンが欲しくて欲しくて。
やっと買ってもらえて。
付録の大きな、カンカンとランランのシール。
嬉しくて嬉しくて。
石油ストーブの前側のトタンの所に貼ってしまった。
ストーブが出てたからには、季節は冬だったんだろう。
冬はコタツで絵を描いたり、本を読むのが好きだったから、ストーブに貼ってあったら、いつでも見れて・・・子ども心に「特等席」だったのだろう。
当然、むちゃくちゃ、怒られた
泣きながら、シールをはがそうとして、指で耳の辺りを千切ったら・・・。
「もっと汚くなるじゃないの!!!」と再び怒られ
その後。ストーブが処分されるまで、耳の千切れたカンカンとランランのシールは苦い思い出とともに残ったけれど。
ワインレッドのストーブのトタン?・白黒のシールの千切れた部分まで詳細に思い出せるのだから。
楽しい思い出なのかな
パンダ通 黒柳徹子 著 岩合光昭 写真 朝日新聞社 740円+税
黒柳徹子さんが、パンダ好きなのは、「徹子の部屋」とかで知っていたけれど。
まだ、日本人が誰も、パンダ・・・という生き物を知らなかった時代。
アメリカに行った叔父のお土産の、パンダのぬいぐるみが、実在の動物と知ってから、独自にパンダ研究?を初め。
ワクワク・・・しながら、初対面!
上野動物園にパンダが来る・・・となれば、見れないのがわかっていても、門前に駆けつける。
そして、日本でも、空前のパンダブーム
その魅力について、「本当に好き好き
」パワー前回が、面白いです。
写真をとられた岩合さん。
野生のパンダの撮影に成功したので。
黒柳さん。羨望のまなざし・・・
二人の対談の模様も、ほほえましい一冊です。
岩合さんといえば。奥さんが書かれた「アフリカ・ポレポレ」という本が、とても面白くって。
ボロボロになるまで読みました。
これは、岩合さんが、アフリカの写真撮影に妻と娘を連れて出かけた時の、アフリカ生活記なんですけど。
岩合さんの、写真にかける「やんちゃ息子」みたいな生活と。娘と。妻の視線でみたアフリカが、とても臨場感があって、面白かったんです。
岩合さんの写真が、すごいだけに。意外すぎて面白かったです。
掲載されているパンダの写真。どの子も、とても可愛い
のです。
もともと、あちこちに生息していたのだけど。
中国の広さがあってこそ、生き残っていられたのかな?
その可愛さゆえに。外交の手段に使われてしまったり。
今は、プレゼントじゃなくってレンタル・パンダで物議をかもしたり・・・。
なんだか、せつない思いもありますが。
パンダの魅力、あふれる一冊です