思いつくまま、気のむくまま

日々の出来事を日記代わりにつづります。

ひきこもり

2010-07-24 07:44:24 | 日記
梅雨があけたらしい。
猛暑だ。

セミが一斉に鳴く。
夏の風物詩。

地球のあちこちで気温が上昇しているとか。
60度なんてニュースもあった。どんな暑さ?
戸外で働く人たちのご苦労がしのばれる。
スポーツもそう。
子どもたちが炎天下で走り回ったり運動しているのを見ると、監督者の
適切な指導を強く望む。水分補給をまめにしないと熱中症にかかる。
根性を鍛えるなどという問題とは違うのだ。

かたや引きこもりが70万人、予備軍が150万人を超えると言うニュースを
目にした。30代男性に多いらしい。いい大人である。
ちょうど私たちが子育てした世代。何が問題だったのか。
何となく感覚で「うん?何かが違う」という危うさは確かにあったような気がする。
親の価値観というか、それまで受けてきた家庭教育、つまり親に育てられたように
子どもを育てるという、それも常識的なことでさえ考え方の多様化にすりかえられ
利己的な子育てをする親に戸惑った記憶がある。

バブル期に子どももブランド品を与えられ自慢する。
一番大切な人間としての芽を育てなければならない時期に成績一辺倒の価値を
子どもに植え付ける。親の言うように従いそれなりの学問も終え、さて社会に
出ようとしたら不景気のど真ん中。人間関係など学んでこなかった彼らに厳しい
社会で生き抜く力はない。

会社に勤めても人間関係で辞め引きこもりになるのが多いそうだ。
親がいる間はいいだろう。
しかし、親とて確実に老いていくのだ。収入もなくなり、生活できなくなったら
どうするのだろう。簡単に「生活保護を受ける」という若者がいる。
そこまで社会は甘くないことを知るべきだ。