えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

くじらとルソー

2009年10月10日 | 読書
久々にいきつけの古本屋のオヤジに会いに行ったら、
近くの商店街で「古本まつり」をやっていた。

岩波の「史記列伝」が、多少状態はわるかったが5冊1200円で売っていたのを
横目で確認して、まずは一回りする。アーケードの無い商店街の道筋の真ん中に
本を並べたテントが立つ。

オヤジに似た人がいた。でもそれはオヤジではなかった。会釈をしたら小首を
かしげた。

一回りしてもオヤジは結局いなかった。鞄には本が増えてゆく。最後に「史記列伝」
を鞄におさめて商店街を後にした。いつもの店に歩いてゆく。店は開いていて、
オヤジはいつものように銭湯の番台のようなレジに坐っていた。

なんとなくほっとする。一冊文庫本を買って店を後にした。


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