トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

molten製DIGI TIMER・2台目の修理

2016-09-29 10:46:42 | 家電修理

 以前のブログで、長女から依頼されたミニバス用DIGI TIMERの修理を紹介したが、これを見た県内の方から、同一品の修理依頼があった。

全然動作しなくなり、電源コードを交換(コードから火花が出たという目撃が有ったので)してみたが動作しなかったということである。
届いて、AC入力を確認すると、やはり純正のACコードは断線している様で、電圧が掛からないので、新規に購入したというコードに交換すると、電源入力までは掛かる様になったがスイッチング電源出力(表示からDC24V/1.2A)が出ていないので、取り外して単体で調査することにした。
辿っていくと、入力ミゼットヒューズ(リード線式3A)が切れている。
切れた原因がまだ掴めないので、交換しても切れることが十分考えられるのでソケットに交換した。
電源を入れると、案の定切れてしまった。
ブリッジ整流器を調べるが、不良にはなっていない。
スイッチングFET(2SK2183)を外してみると、D-S間が短絡しているので、手持ちの2SK2842に交換したところ出力が出る様になり、本体に付け直して様子を見るが、FET等の発熱も問題無い。
また、出力確認用のLEDが付いていなかったので、空きランドを利用して緑色LEDを追加した。

純正電源コードを調べると、メス側の根元で切れていたので、モールドを切り取り接続し直し、シリコン接着剤で固定。更にテープで絶縁する。
これは非常用として使って貰うよう連絡した。

コメント
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