トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

電子蚊取り器電源入らず

2009-08-26 23:18:00 | おもちゃ病院

Img_6495_r今年は、暑い日が少なくて、蚊取り器の出番が少なかったが、久々にコンセントに差し込んだら、ランプがその時だけ点滅して、直ぐ消える。AUTO-OFFのボタン(説明書紛失で動作が判らないが、多分押すと、その時間タイマーが働いて、時間が経過したら電源を切るのだろう)が付いており、押すと、押している間だけ点灯するが離すと消えてしまう。

・・・その後、メーカーから電話が有り、スイッチONで12時間タイマーが動作し、12時間後に切れると言う仕組みらしい。

だが、現在、タイマー付きの製品は販売していないとのこと。(今回のような不良が多かったのか?)

このものは10年以上も前の製品らしいので、寿命なのだろう。

Img10243566400_2Dtc27img2ということで、分解することにしたが(皆さんは真似しないで下さい)、簡単に外せない様に特殊ねじ(ACコンセント、ゲーム機などでも使用)が使われている。i-toolで専用工具は販売されているが、持っていないので、持っていた、Uの字型ドライバービットで何とか回した。

Img_6493_rImg_6494_r中に、電子回路がある。電源供給は問題無く、ランプが点いているときはヒーターに電圧がかかり、温度が上がる。

ヒーターは「PTCヒーター」という半導体セラミックで、正の温度特性を持った抵抗変化特性が有り、成分の組み合わせで、ある温度になったら急激に増加する抵抗値を設定出来ます。

電子蚊取り器はカタログを見ると140℃に設定されている様だ。

電子フューズ(商品名:ポリスイッチ)も同様な原理であるPTCサーミスタの一種です。

これ以上は修理不能と思われるので、単純に電源スイッチを設け、ヒーター直結で使うことにしよう:あくまで自己責任です

(ヒーター温度は上記の様にPTCヒーターが自動的に調整してくれ、フューズが付いていれば過熱による事故は無いだろうから)

ねじは、後々分解し易い様にプラスのタッピンネジで固定した。

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オシロスコープまた買っちゃった

2009-08-26 20:34:00 | オーディオ

Img_6486_rImg_6490_r Img_6492_r 現在、テクトロニクスのデジタルオシロTDS320を便利に使っているが、評判が良く、サークルのパートナーから、出物が有ったら、お願いということだったので、オークションを探していたら、TDS320と同じシリーズで高機能(200MHz、FFT機能、データー保存、プリンタ内蔵等あり)のTDS360Pが安く出ていたので、早速落札した。
写真の通り、外観(操作パネル)は殆ど同じで、TDS360の日本語マニュアルはダウンロード出来るので、英文しかないTDS320にも使える。
Img_6487_rImg_6488_rTds360pprint届いたので早速動作確認。本体機能は問題無いが、やはり内蔵サーマルプリンタはオークションの解説でも有った様に印字がずれる。(たまーに、正常に印字出来ることもあるが)
まあ、これは外部プリンタも購入してあるので、それに任せることにする。
(時間が出来れば、修理に挑戦したいところだ)

siiサーマルプリンタ
波形データーもフロッピーに保存出来る様で、標準的なものではExcelなどに取り込める拡張子CSVが使えそうである(まだ確認はしていないが)。

TekhcopyTek00000 Tek00001 8/27CSVを試してみました。
オシロの標準信号をCH1に入力して、FFTで高調波を表示させました。
それぞれのCH毎のファイル保存になります。

フロッピーに保存して、別パソコンで取り込み。Excelで加工し表示させる。
数値での保存なので、波形しか再現出来ません。
画面のハードコピーと見比べて下さい。

8/28画像のハードコピーをフロッピーに保存出来ることが判り、取り込んで見ました。

Tek00001_2Tek00000_2  TIF,PCX,BMPともに解像度480×640dpiファイルサイズ38kBでした。
やはり直は鮮明です。
TIFとBMPは同じ仕上がりですが、PCXはビューアのせいかも知れませんが縦長になりました。
画像はアップロードの関係でJPGに変換しています。
BMP(左)PCX(右)です。

オシロのRS-232Cポートとパソコンを接続して波形を取り込めるフリーソフトTekScope HardCopy Readerも見つかりましたが、コネクタのオス/メスが合わず、確認出来ず。後日変換コネクタ入手出来ましたら確認します。

ということで、TDS360Pは当方が、今後使うことにし、TDS320をパートナーに譲ることで了解してもらった。

もう1つ問題(と言っても、それほど気にならないのだが)が有る。

CRTの管面ガラスに小さい凹みキズがある。holtsガラスリペアキット というので、直せそうなので、予算が出来たら試してみよう。ちなみに瞬間接着剤で試みたが、やはり駄目だった。

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非安定マルチの動作確認

2009-08-26 08:34:43 | おもちゃ病院

Img_6481_rImg_6478_rアンパンマンじゃがじゃが消防車改造用サウンド/LED点滅基板で、2石式点滅用非安定マルチ発振回路に使用しているコンデンサ(10μFのセラコン)が在庫切れしたので、手持ちの高さが低い(5.5mm)電解コン(47μF)に変更することにして、抵抗値の定数変更実験を行った。

このコンデンサは廃却品活用で大量にある。

正常動作の消防車と見比べながら、結果100kΩ⇒15kΩに決定した。

(正規製品は左右同時点滅になっているが、このものは電子工作らしく?左右交互に点滅するようにしている)

Img_6480_rImg_6482_rImg_6483_r前回はノイズによる誤動作が有ったので、モーターを接続しての波形を観測してみた。

誤動作はしないものの、かなりのノイズが乗っかって来る。

セラコンや、電解コンをパラに入れて見たが効果は無い(インパルスノイズには効くかも知れないが)。

効果の有ったのは1mHのインダクタを両極に入れた場合でした(100μHでは効果薄い)。

本結果を適用して変更した製作資料です。

「AMPANMAN-seisaku2.pdf」をダウンロード


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