今年は、暑い日が少なくて、蚊取り器の出番が少なかったが、久々にコンセントに差し込んだら、ランプがその時だけ点滅して、直ぐ消える。AUTO-OFFのボタン(説明書紛失で動作が判らないが、多分押すと、その時間タイマーが働いて、時間が経過したら電源を切るのだろう)が付いており、押すと、押している間だけ点灯するが離すと消えてしまう。
・・・その後、メーカーから電話が有り、スイッチONで12時間タイマーが動作し、12時間後に切れると言う仕組みらしい。
だが、現在、タイマー付きの製品は販売していないとのこと。(今回のような不良が多かったのか?)
このものは10年以上も前の製品らしいので、寿命なのだろう。
ということで、分解することにしたが(皆さんは真似しないで下さい)、簡単に外せない様に特殊ねじ(ACコンセント、ゲーム機などでも使用)が使われている。i-toolで専用工具は販売されているが、持っていないので、持っていた、Uの字型ドライバービットで何とか回した。
中に、電子回路がある。電源供給は問題無く、ランプが点いているときはヒーターに電圧がかかり、温度が上がる。
ヒーターは「PTCヒーター」という半導体セラミックで、正の温度特性を持った抵抗変化特性が有り、成分の組み合わせで、ある温度になったら急激に増加する抵抗値を設定出来ます。
電子蚊取り器はカタログを見ると140℃に設定されている様だ。
電子フューズ(商品名:ポリスイッチ)も同様な原理であるPTCサーミスタの一種です。
これ以上は修理不能と思われるので、単純に電源スイッチを設け、ヒーター直結で使うことにしよう:あくまで自己責任です。
(ヒーター温度は上記の様にPTCヒーターが自動的に調整してくれ、フューズが付いていれば過熱による事故は無いだろうから)
ねじは、後々分解し易い様にプラスのタッピンネジで固定した。