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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

続・ゴムキーパッドの塗料による補修

2007-03-29 00:35:52 | おもちゃ病院

Img_2262Img_2264 前日のブログでゴムキーパッドの補修にアルミ箔使用を書いたが、導電性塗料による実験を行った結果、私的には何とか使用レベルにあると思われるので、今後、対応して行きたいと思います。

マックコーポレーション製のEMCスプレー MAC-115を本日入手、早速実験してみた。まずはスプレータイプの為、一旦容器に少量をスプレーし、それを筆でゴム手袋に塗ってみた。指触乾燥5分,30分で使用可能の後抵抗を測定、10~30Ωの値を示し、これは使えそうである、しかし伸ばしたりすると簡単に剥がれてしまう。この様な使われ方はしないと思うので、実際のリモコン(不良品は無かったので良品でシュミレーション)で実験することに。実験の為、接点以外のところに塗布した塗料は、やはり簡単に剥がれてしまうが、接点の部分はもともとの抵抗(100Ω以上)に比べ5~50Ωと低くなっているので塗布は利いているようである。実際、組み込んで、操作してみたが、ちゃんと動作して、この程度の操作方法では剥がれなく使用出来ている。価格は本体3800円+送料500円*消費税で、420mlの内容量があるので、かなり使えると思う。本製品はプラスチック専用で、これを知らずDVDプレーヤーの鋼製カバー裏面に吹き付けたら、簡単に剥がれた。ちなみに、ゴムキーパッド専用修正キットのケムトロニクス製CW2605は、問い合わせたところ、「国内では需要がほとんど無く、取り扱い代理店、販売店はございません。海外商品の一部に必要とするものがあるため弊社では少量ですが在庫しております。約50接点のリペアができます。単品販売の場合 単価2,600.- +送料1,000.-です」との回答があり、これだと基材のゴムに密着出来るのだろうが、何せ1接点当たりの単価が異常に高い(スイッチが何個も買える)ので、こちらはちょっと断念。今後は、今回の実験で使用したスプレーで対応しようと思っている。ちなみに、普通のプラスチックに塗布したものは密着性に問題無く、電気抵抗も2度塗りすれば10Ω以下と良好なので、本来のEMC対策などにも使えそうである。
現在、もっと安価なカーボン塗料のサンプルを取引先の塗装メーカーに要求中で、これも実験後報告します。

 

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