犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】国民の魂の礎、確たる日本精神があったればこそ、

2024年02月26日 | 日々是好日なり
亜細亜精神の両極の思想並びに文明を吾有(わがもの)にすることが出来た(^_^)

(大川周明『日本二千六百年史』より)
さて総ての国家は、プラトンが明瞭に説示せる如く、
「不動の巌の上に建てられたる家にたぐうべきものに非ず、国民の魂を礎とし、かつ国民の魂を以て組み立てられたる家」である。
従って日本国家を創造し、かつ現に創造しつつあるものは、端的に日本精神、または大和魂である。
それ故に吾らは、日本歴史を学ぶに当たりて、先ずその基礎たり同時に材料たる目的精神の本質について反省するであろう。
日本精神の数ある特徴のうち、その最も著しきものは、入り来る総ての思想・文明に「方向を与える」ことである。
それ故に吾らは日本精神を偉大なりとする。
そはまさしく一切の支流を合せてその水を大海に向かわしめ、かつ之によりて己れを豊かならしむる長江大河の偉業である。
吾らは先ずシナ思想及び文明と接触して之を吾有(わがもの)とし、次いで印度思想及び文明と接して之を吾有とした。
亜細亜精神の両極ともいうべきこれらの思想並びに文明は、実に日本精神によりて正しき方向を与えられたが故に、今日までその生命を護持し長養されて来た。
シナ思想の精華、従ってシナ文明の根底は、孔孟の教えではないか。而してその教えが日本に活きてシナに死んだのだ。
修身治人の学問としての儒教は、ついに道徳的にシナ民族を向上せしむることも出来ず、また政治的に之を発達せしむることも出来なかった。

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