犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】京都国際高等学校が甲子園大会優勝で想う

2024年08月26日 | 日々是好日なり
 先日、京都国際高等学校が、甲子園の高校野球大会で優勝した。
 この学校の前身は、在日韓国人向けの民族学校であるという。
 現在は、在日韓国人でも日本人でも門戸が開かれているという。

 在日韓国人と言うのは、戦争が終わって、日本が敗北し、朝鮮半島出身の人達のほとんどが朝鮮半島に戻っていたが、
 日本に残った朝鮮半島出身者も少なからず存在した。
 日本の敗戦によって半島は日本の国土ではなくなり、日本国籍を失うことになったため、一時的に特別永住者という資格を与えられることになった。
 日本政府の関係者は、その人たちが亡くなれば特別永住者がいなくなって自然と問題がなくなると考えれていた。
 二世・三世は、日本で生まれ、日本で育ち、日本の文化の中で育つのだから正真正銘の日本人で日本国籍を選択するのは当然の成り行きだろう。

 ところが、その人たちの子供、二世、三世も韓国籍のまま特別永住者(世襲)となり、特別永住者が引き継がれることが多くなってしまった。
 いわば、日本国の中に、別の国ができたともいえなくもない。
 いろいろ、弊害が懸念される。※
  
 ところで、
 1905年(明治38年)日露戦争の後、初代韓国統監(1905)として韓国の国内改革に取り組んだ「伊藤博文」は、様々な考えの人で構成されて成り立ちも国民性も何もかも違う人々との併合をするべきでないと反対していたが、伊藤が暗殺されてまもなく併合することになった経緯がある。
 1910年(明治43年)、当時、朝鮮半島は財政破綻国家で米国も手を引き、どこも引き受け手がないので日本が引き取り、併合した(富を搾取するための植民地ではない)。
 統治した35年間、財政支援を続け、毎年、日本の国家予算の10%程度も支援した。
 35年間のうち、支援をしなかったのはたった一年だったという。
 併合後、日本は欧米の目を意識したこともあって、行政、司法、医療、教育などの制度改革、学校、病院、鉄道、道路、上下水道、発電ダムなどのインフラ設備を整備して、近代国家の基礎を造った。
 朝鮮半島の人達は日本人になったことを大歓迎し、その後、それまでの歴史上で経験したこともない、平穏で豊かな生活を享受した。
 
 ところが、戦後、伊藤の懸念が現実になった。
 日本統治に大反対した人たちがいたからだ。
 併合によって、特権を有していた支配層・両班が利権を失ない外国に逃亡、戦後、米軍と共に帰ってきた。
 初代大統領・李承晩らである。
 正統性を主張するために、日本と戦い続け、ついに半島から日本軍を追い出し、悪者の日本を排除して国土再建したという、反日ストーリーをつくった。
 国の権力者としての地位を確保した李承晩は、
 反日の象徴として、
 サンフランシスコ平和条約が成立する直前に、勝手に李承晩ラインを設定して竹島を奪取した。

 アメリカは公式文書で竹島を日本の領土と認めていたが、李承晩の行動を暗黙のうちに了解した。
 ディバイド・アンド・ルール(分割統治)というやつである。
 つまり、韓国と日本が互いに牽制することで、アメリカがアジアを統治するために都合がいいと考えたのだろう。
 その結果、約4000人ほどの日本漁民が拿捕されて悲惨な状態で拘留されたり、死者もでたが日本政府はなすすべもなく、殴られっぱなし状態となった。

 統治時代、台湾以上に朝鮮半島に支援をして国造りに貢献したが、戦後の米軍統治などもあって(GHQは米国、中国、朝鮮半島の批判を禁じた)、いまだに日本は無抵抗で殴られっぱなし状態が続いている。

※特別永住資格の問題のいくつか
 二つの国籍を持つことの利権化?
 通名を持つことで、戸籍上、二つの名前を持つことができる、以前は通名を複数持つこともできた?
 差別だ、弱者だと主張することで行政上、好待遇を受けることができるので生活保護を優先的に受けられる?
 複数の通名を持つことで犯罪逃れに利用される?

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【日々是好日なり】大谷翔平40-40

2024年08月25日 | 日々是好日なり
 ドジャースの大谷翔平は、2024年8月23日、レイズ戦でホームラン40本、40盗塁に到達した。
 大リーグでは、6人目の快挙、それも出場126試合目で最速だった。
 これまでの記録では、150試合前後に達成されていた。
 前人未到の一シーズンホームラン50本、50盗塁の可能性も残されている。

 同じ試合でまず40盗塁を実現し、最後の最後9回裏2アウト満塁、3対3の同点の場面でサヨナラ満塁ホームランという、まさに漫画のスーパースターを演じた。
 努力の賜物でもあるが、天性の強運を持っているようだ。
 テレビ解説に登場するレジェントらも、
 「ベーブルースの再来ではなく大谷翔平と言う偉人だ」
 と口々に述べた。

 同じ日本人として、他愛もなく嬉しくなるなあ(^^;)

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【日々是好日なり】青山繁晴参議員が総裁選に立候補表明

2024年08月24日 | 日々是好日なり
 昨年の11月から、総裁選立候補を表明していた、
 青山繁晴参議員が23日、記者会見を開いだ。
 立候補する理由、これまでの経過を述べた後、主張する政策について説明した。
 強調したのは、次の3点。
 ①税制改革、②政治資金問題、③憲法改正

 当方は次のように理解、
 ①税制改革➡ 消費税減税(国民経済の大きな割合の個人消費を拡大のため)と財政法4条の改正(建設国債以外の国債が発行できないことが財政を縛り、緊縮財政になっている)
 ②政治資金問題➡ 自民党政治刷新本部とりまとめ案は、以前の改革案よりも後退、政治資金の透明化などのために再刷新案を作成して改革の実現
 ③憲法改正➡ 自衛隊明記という九条改正案では自衛隊が国を守る活動ができない状態のまま(自衛の活動で死者がでれば、通常の刑法の殺人罪が適用される)、ポジティブリストではなく、ネガティブリストへ、どの国も持つ軍法の整備が要。

 いずれも正論で既得の世界に安住する者にとっては許容しがたい、既得の巨大な権益/利害が絡むので大きな反撃を喰らいそうな難問中の難問。
 ①は財務省、②は旧来の自民党、③自民党内の疑似平和主義者と公明党
 
 何のしがらみもなく、
 野心ではない、自民党のためでもない、国家国民のためにと主張。
 この三点の政策に他の(予想される)候補者11人は、いずれも口を濁しているようだ。
 いずれしても、今後の日本の行く末を左右する大問題であり、避けては通れない。
 総裁選の議論の場を期待したい。


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【日々是好日なり】日本文化の基本の要素において

2024年08月23日 | 日々是好日なり
 あらためて確認すれば、
 三つの宗教で構成されていることである。
 神道・儒教・仏教

 「神道」は、集落ごとに土地の神様を祀り集落の安寧を祈念するのが基本で、国土の守り神を祀るのが天皇の役割とする。
 「儒教」は、親や先祖を祀り、仁義礼智信の心をもって一人一人が自らの行動を律することに努めれば和やかな社会になるとする。
 「仏教」は、それぞれの宗派で他力、自力の違いはあるが、仏様が救ってくださるとする。

 「神道」は国土の安寧を、「儒教」は国民の精神の安定を、「仏教」は民の心情の安心を醸成するものと考えれば、わかりやすいか。

 大陸や半島の国家を見ると、「儒教」一辺倒。
 治国は日本とは異なり、国全体をまとめる宗教を儒教に頼っている。
 22日の稿で前述したように、国がまとまらない。
 「儒教」によってまとまるのは、血縁関係がある一族(宗族)の中だけで、宗族の外では全く関心がなく、むしろみな敵で宗族内の繫栄を保てば良いと考える。
 国は、
 ①暴力の脅しによってまとめるか、②金の力によってまとめるか、③神の力によってまとめるか。
 北朝鮮は、①
 中国は、①あるいは②か、あるいは「中華民族の偉大な復興」または「反日」か(-_-;)
 韓国は、①、②、③でもなく、「反日」か(-_-;)

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【日々是好日なり】聖徳太子の知恵

2024年08月22日 | 日々是好日なり
 聖徳太子の功績の一つ、古来の神々(神道)と新顔の神々(仏教)を適切に受け入れた。
 当時、積極的に仏教を導入しようという立場の者たちと、古来の神々を重んじて外国の宗教導入に反対する人々が対立して争いが起きた。
 争いは、仏教を導入しようとするグループが勝者となった。
 太子は、敗者の立場も尊重して方針を明確にした。

 大川周明によれば、以下のように整理している。
 ➡
 ①神道を以て政治の根本主義となし、
 ②国民の道徳的生活をば、儒教によりて向上せしめ、
 ③仏教によりて宗教的生活の醇化を図った。
(大川周明『日本二千六百年史』p.50)

 ①、神道は随神の道(かんながらのみち)、神とともにある道であり、神である天照大御神の子孫の神武天皇の血統を受け継ぐ、万世一系の天皇が日本国を統治する。
 ②、儒教は国民の一人一人が身を修めて(修身)生きるための教えとする。
 ③、仏教は煩悩を持つ国民の悩みを救いあげる手立てとする。
 
 儒教は、身を修め人を治むる学問(「修身治国平天下」)であるが、
 太子は、儒教の「修身」を取り入れ、「治国」は神道によるものとした。
 ここが大成功!
 「治国」に儒教を入れなかった。
 治国に儒教を入れるとどうなるか。
 儒教では、有徳の者に君主の地位が与えられる(天命)と考える。
 一見、合理的のようだが、実際には上手くいかない。
 有徳の優劣を定める基準が存在しないので、結局、力による争奪となる。
 力で国を奪い取っても、別の強者が現われて国が治まらない。


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