佐渡に棲んで

退職後の第二の人生を佐渡島で半農半漁の生活でおくり、日々の雑感、釣果の報告などを綴る

素朴な田舎菓子、しんこ

2013年02月25日 10時36分52秒 | グルメ
佐渡の素朴な郷土菓子に「しんこ」があります。

団子の粉を練って、木の型に入れて形をつくり

カラフルに色つけして蒸して出来上がりです。

昨日、義姉が型抜きしたものを持ってきてくれて

女房が蒸して出来上がりました。

昔から冬場からひなまつりにかけて、各家庭で

作られていたようです。

祖母や母の周りを女の子たちがとりかこみはしゃぎながら

思い思いの型枠をつかって作っていたであろう様子が

想像できます。

今はすっかり過疎の村、子供もすくなく圧倒的に何倍もの人口の

老人が子供達の周りを取り囲む事になっています。


各家庭に伝わる「木型」もだんだん少なくなりました。

昔ながらのめでたい縁起物に加えて最近のものは子供達に

人気のテレビアニメのキャラクタなども見かけます。」

厳密にいえば意匠登録のこともありますが、営業しているわけでも

なく、自家用に楽しんでいるだけですので大目に見てもらって。


この木型を作る人もいなくなってしまい、各家庭のものを融通しながら

使いまわしている状態です。


佐渡の各地に昔から伝わっているようですが、地域ごとに

中にあんこが入ったりとかバリエーションがあるようです。

飽食の時代、今の子供達には興味をひかないようですが

伝え残して欲しい郷土の伝統です。
コメント (2)
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