佐渡に棲んで

退職後の第二の人生を佐渡島で半農半漁の生活でおくり、日々の雑感、釣果の報告などを綴る

気圧計

2020年10月27日 09時09分11秒 | 追憶
晩秋となると天気予報の解説では「西高東低の冬型の気圧配置」

という文言がよく使われます。

大陸側に高気圧、大西洋側に低気圧となり高気圧から

低気圧に風が吹くため北西の湿った季節風が雪をもたらします。

低気圧は上昇気流が発生して風が吹き込むために天候が崩れます。

この気圧の変化を観測しておくと天候がある程度予測されます。

気圧を観測するものに気圧計がありますが、私は居間の柱時計の下の

見やすいところに取り付けています。

これは漁師だった親父が長年使っていたもので実家から持ってきた

年代物ですがきちんと動作しています。

アネロイド気圧計というタイプで古いのでメモリの単位は

ヘクトパスカルではなくミリバールの表示です。

一般家庭ではなじみのないものですが、漁師の家や漁船の船上では

必需品のようにありました。

生前の親父は毎日、何度もこの気圧計を眺めて指先で軽くトントンと

軽く刺激を与えて指針がどちらに動こうとしているかを見ていました。

メモリの天頂は1000ミリバールで1気圧の1013ミリバールは

大分右に傾きます。この写真の金色指針が1気圧の位置です。

黒色指針が1気圧より高い数値を指しているときは天気は安定していますが

天頂付近にいるときは低気圧で天候が崩れて風が吹き時化ていきます。

親父たち漁師はそれを「ハリ(気圧計の指針)が立った」と表現していました。

そうすると時化てくるので浜に引き上げている小船はもう少し上まで引き上げて

波に備えたり、港にもやっている漁船はモヤイ綱を取り直したり

漁船同士がぶつかり合わないように移動させたりしなければなりません。

少人数ではできない作業ですので人手を動員しなくてはなりません。

今でこそ電話や携帯電話、放送設備などがありますが子供の頃は

そんなものはありません、子供たちが伝令役で走らせられます。

「針が立ったんで船を船を動かす」と触れて回りました。

今は、天気予報の精度も上がっていますし

スマホやパソコンでリアルに雨雲や天気予報を

確認できますので、家庭に気圧計など要りませんが

親父の形見として生前の姿を思い出したり

故郷の浜辺や港の様子をなつかしんだりしています。

校正してますのできちんと正しく動作しています。

この写真は先日の23日に低気圧が接近して時化た時のものです。

風が強くなり海上は波高が高くなりました。

指針は1001ミリバールを指していわゆる「ハリが突っ立った状態」

となっています。

こうなる前に針が上向くときに予測して時化に備える必要が

あったわけです。

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良型のタコ二つ

2020年10月22日 09時59分26秒 | 海・船・釣り
農作業は米の出荷が終わると機械のメンテを

して片付け、作業場の納屋の掃除や片づけを

済ませると、主な農作業は一通り終わって

田んぼの凹凸の整地や給水堰の補修など。


畑の大豆の収穫を控えていますが、今年は天候のせいか

豆類は不作で、小豆は収穫せずにすべて抜いてしまいました。

自家用に黒豆を作っていますが、これも出来は今一つ。

大豆は、農業共済に被害申告をしていますが

今月末から刈り取って収穫してどうなるものか?


ほとんど毎日のように夕方には漁港の岸壁に行っていますが

アジは小鯵から中アジサイズ、大アジは来ません。

漁港内を大きいサイズのイワシが群れで廻っていて

入れ食い状態ですが家族連れで楽しんでいる様子です。

私らはアジサビキでアジに食いつくヒラメ狙いですが

毎日2~3度それらしいあたりがあるのですが

アジが半分食いちぎられていたり、歯形が残っていたりして

中々ヒットしません。ヒラメのサイズが小型で

中アジの生き餌では一飲みできないのか?


今年は、タコがよくタコかごに入ります。

今朝もチェックに行くとかごの中に一つが入って居て

かごの外にいいサイズのタコがへばりついて上がってきました

大きい方は1kgもう一つは600gです。

先日、子供たちに冷凍してためておいたタコと

アオリイカをクール便で送りましたが、

冷凍庫にはまだまだたまりそうです。

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今年の豆類は不作です

2020年10月15日 11時07分37秒 | 農作業
稲刈りの終わった田んぼを来年に備えて

田面の高低差をなくすために整地したり

水漏れのある用水堰を補修したりしていますが

米が終わると次の収穫は豆類です。

休耕田の転作作物で大豆を作っていますが

毎年、わずかばかりの収量をJAに出荷して

残りで自家用の味噌を作っています。

今年は猛暑続きの影響か?

大豆の実入りが芳しくありません。

農業共済に加入していますので被害申告をしています。


大豆のほかに自家用の黒豆と小豆を作っていますが

こちらも芳しくありません。

黒豆を一部抜いて実を取り出してみましたがほとんど

ありません。

小豆も木は元気ですが実がついていません。

今年は豆類は全滅のようです。

天候によって左右される農業ですので致し方ありません。
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農作業一段落

2020年10月11日 21時19分59秒 | 農作業
米をJAに出荷して作業場の乾燥機、

籾摺り機、計量機を清掃して作業場を掃除して

片付け、コンバインは清掃注油して格納し

田んぼには秋肥料を施肥しながら耕起して

終わってからトラクターを格納して稲作の

農作業が一段落しました。

この後の主な農作業は大豆の刈り取り

乾燥、脱穀してJAへの出荷ですがそれまでは

大きな農作業はありません。

朝は、タコかごのチェックとアオリイカのエギング

夕方は漁港でアジ釣りとテトラの穴釣りを

楽しんでいます。

35cmのムラソイと20cmの黒ソイです。

タコも良型が入って居ます。

アジは20~35cmが釣れています。

イカは型がよくなっていますが数は減っています。


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大アジ多数

2020年10月04日 21時11分53秒 | 海・船・釣り
米の出荷も済んでいちだんらくしています。

今日は日没前後のユウマヅメに女房と

アジを狙って漁港に行きました。

17時にちょっと前で先行している人にも

釣れている気配はありません。

サビキを投入して、アジが回ってくるまで

エギングをしてみましたらすぐにいい型の

アオリイカが来ました。

女房の竿に良型のアジが来たので

エギングをやめてアジ釣りをしました。

暗くなってウキが見えなくなるまで

大アジが入れ食い状態となりました。

ウキが見えなくなり蚊が来ましたので引き上げました。

イカは胴長18cm、アジは大きいものは36cm

25~30cmが30ほどの釣果でした、

夕食にアジとイカの刺身。

アジは一夜干しにしました。
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