晩秋となると天気予報の解説では「西高東低の冬型の気圧配置」
という文言がよく使われます。
大陸側に高気圧、大西洋側に低気圧となり高気圧から
低気圧に風が吹くため北西の湿った季節風が雪をもたらします。
低気圧は上昇気流が発生して風が吹き込むために天候が崩れます。
この気圧の変化を観測しておくと天候がある程度予測されます。
気圧を観測するものに気圧計がありますが、私は居間の柱時計の下の
見やすいところに取り付けています。
これは漁師だった親父が長年使っていたもので実家から持ってきた
年代物ですがきちんと動作しています。
アネロイド気圧計というタイプで古いのでメモリの単位は
ヘクトパスカルではなくミリバールの表示です。
一般家庭ではなじみのないものですが、漁師の家や漁船の船上では
必需品のようにありました。
生前の親父は毎日、何度もこの気圧計を眺めて指先で軽くトントンと
軽く刺激を与えて指針がどちらに動こうとしているかを見ていました。
メモリの天頂は1000ミリバールで1気圧の1013ミリバールは
大分右に傾きます。この写真の金色指針が1気圧の位置です。
黒色指針が1気圧より高い数値を指しているときは天気は安定していますが
天頂付近にいるときは低気圧で天候が崩れて風が吹き時化ていきます。
親父たち漁師はそれを「ハリ(気圧計の指針)が立った」と表現していました。
そうすると時化てくるので浜に引き上げている小船はもう少し上まで引き上げて
波に備えたり、港にもやっている漁船はモヤイ綱を取り直したり
漁船同士がぶつかり合わないように移動させたりしなければなりません。
少人数ではできない作業ですので人手を動員しなくてはなりません。
今でこそ電話や携帯電話、放送設備などがありますが子供の頃は
そんなものはありません、子供たちが伝令役で走らせられます。
「針が立ったんで船を船を動かす」と触れて回りました。
今は、天気予報の精度も上がっていますし
スマホやパソコンでリアルに雨雲や天気予報を
確認できますので、家庭に気圧計など要りませんが
親父の形見として生前の姿を思い出したり
故郷の浜辺や港の様子をなつかしんだりしています。
校正してますのできちんと正しく動作しています。
この写真は先日の23日に低気圧が接近して時化た時のものです。
風が強くなり海上は波高が高くなりました。
指針は1001ミリバールを指していわゆる「ハリが突っ立った状態」
となっています。
こうなる前に針が上向くときに予測して時化に備える必要が
あったわけです。
という文言がよく使われます。
大陸側に高気圧、大西洋側に低気圧となり高気圧から
低気圧に風が吹くため北西の湿った季節風が雪をもたらします。
低気圧は上昇気流が発生して風が吹き込むために天候が崩れます。
この気圧の変化を観測しておくと天候がある程度予測されます。
気圧を観測するものに気圧計がありますが、私は居間の柱時計の下の
見やすいところに取り付けています。
これは漁師だった親父が長年使っていたもので実家から持ってきた
年代物ですがきちんと動作しています。
アネロイド気圧計というタイプで古いのでメモリの単位は
ヘクトパスカルではなくミリバールの表示です。
一般家庭ではなじみのないものですが、漁師の家や漁船の船上では
必需品のようにありました。
生前の親父は毎日、何度もこの気圧計を眺めて指先で軽くトントンと
軽く刺激を与えて指針がどちらに動こうとしているかを見ていました。
メモリの天頂は1000ミリバールで1気圧の1013ミリバールは
大分右に傾きます。この写真の金色指針が1気圧の位置です。
黒色指針が1気圧より高い数値を指しているときは天気は安定していますが
天頂付近にいるときは低気圧で天候が崩れて風が吹き時化ていきます。
親父たち漁師はそれを「ハリ(気圧計の指針)が立った」と表現していました。
そうすると時化てくるので浜に引き上げている小船はもう少し上まで引き上げて
波に備えたり、港にもやっている漁船はモヤイ綱を取り直したり
漁船同士がぶつかり合わないように移動させたりしなければなりません。
少人数ではできない作業ですので人手を動員しなくてはなりません。
今でこそ電話や携帯電話、放送設備などがありますが子供の頃は
そんなものはありません、子供たちが伝令役で走らせられます。
「針が立ったんで船を船を動かす」と触れて回りました。
今は、天気予報の精度も上がっていますし
スマホやパソコンでリアルに雨雲や天気予報を
確認できますので、家庭に気圧計など要りませんが
親父の形見として生前の姿を思い出したり
故郷の浜辺や港の様子をなつかしんだりしています。
校正してますのできちんと正しく動作しています。
この写真は先日の23日に低気圧が接近して時化た時のものです。
風が強くなり海上は波高が高くなりました。
指針は1001ミリバールを指していわゆる「ハリが突っ立った状態」
となっています。
こうなる前に針が上向くときに予測して時化に備える必要が
あったわけです。