おだやかな大晦日

今日の佐渡ヶ島は晴天で風もなく穏やかな

大晦日です。

気温は低いものの明るい日差しが照らしています。

午前中に神棚のお札を替えたり、お供えの餅を

供えたり、迎春準備は整えました。

女房はおせち料理を作るのに忙しく動き回っていますが

私は特にすることもなく邪魔になってもいけないので

おとなしく炬燵の番人をつとめています。

外の物音もなくいつものように何もない

限界集落の年末です。

市街地へ出れば買い物客でにぎわっているでしょうが

わが家の近所は人影もなく車の音もしない

自分の家の物音しかしない静かな静かな田舎です。


暇なので絶好の釣り日和と出かけたいところですが

大晦日、三が日に釣竿を出していたら

なんといわれるか？

気になるので家に引っ込んでいます。

年末年始に暇を持て余すのは無事安泰の証拠

幸せなことです。

感謝せねば。


皆様、良いお年をお迎え下さい

火鉢使用開始

昨日は終日霙や小雪がちらつく冬らしい一日でした。

一年のしめくくりで軽くすすはらいをしました。

居間は天井まで４ｍ近くありますので天井の隅の

ほこりやクモの巣をとるには工夫が要ります。

長い竹笹の先端の笹の葉で払ったりしてきましたが

今年は竹笹をとりに行くのも面倒で、６．３ｍの

玉網の網を外して先端に刷毛を括り付けました

これでどんな高いところのほこりもとることができます。

大物の取り込み用の玉網ですがこんな使い方を

されるとは



掃除も終わって居間が片付いてから火鉢を出しました。

旧家の義姉の家の蔵に眠っていたものをもらってきて

使い始めてもう数年になります。

直径５５ｃｍの大火鉢です。

南部鉄瓶を載せています。

炭は「オガ備長炭」という商品名のものをつかっています

おがくずを焼き固めたもので木炭ほどの火力は

なくとも火持ちはよく灰をかぶせておくと翌朝までもちますので

朝起きてつぎたせば火おこしは要りません。

何よりパチパチとはぜることがないので安全です。

これと豆炭とを混ぜて使います。

座敷に火鉢があって鉄瓶に湯が沸いていて

かじかんだ手指であったまっている火鉢の縁を

握るとほっとして気持ちもあったまります。

電源スイッチも温度調整ダイヤルもない

全くのアナログ暖房です。

餅つき

佐渡は昨日から大時化です。

昨日はみぞれ交じりの強風雨で警報もでました。

落雷もあり一時停電しました。

昨日から今日にかけて東北、北海道では吹雪となって

積雪もあるようですが佐渡は時折ちらつく程度です。

今朝は風は治まったものの海上は波は高く

波しぶきが道路に飛んできます。


風が治まったので釜を出して正月の餅つきを

しました。

まだ早いのですが子供たちに送るのに

年末に時化になって航路が欠航して正月に間に合わないと

困るので今日搗きました。

時折小雪がちらつく冷え込みですが

かまどの前にいると温まって顔がほてります。

火に当たっていると気落ちが落ち着き

何とも言えないいい気分にひたれます。

羽釜の蒸気で蒸して餅つき機で搗きますが

餅つき機で蒸したのとは出来上がりが全然違います。

強い蒸気で芯まで蒸されますので粘りのある

きめ細かい餅になります。

老々互助

同じ班のおばあさんが亡くなりました。

10年ほど前、同居していた独身の息子さんが亡くなってからは

何年か一人暮らしでしたが老齢で数年前からは施設に入っていました。

一昨日、施設で亡くなり親戚が引き取ってきました。

享年１０３歳。

本州の遠方に住む娘さんの到着を待って通夜、葬儀を行うため

近所や少ない親戚が寄り合って準備をしています。

通夜、葬儀とも葬祭センターで行うのですが、

それでも田舎のこと、いろいろ家で行うことがある為、

長い間空き家で施錠していた家をカギを開け掃除をして

納棺、出棺の準備をします。

仏様に備える団子やお供え物、集まった人たちの食事の

用意で煮しめを煮たり勝手の婦人方は忙しくなります。

女房も手伝いに行っていますがメンバーはほとんど老人たち

近所や集落全体でも老人だけの一人所帯が増えていて

いずれはわが身が同じ道をたどることを実感しながら

きびきびと動けなくとも手伝っています。

老々互助、寂しく哀しい現実です。

好天気

気温は低いものの風もなく穏やかで晴天のクリスマスイブの

佐渡ヶ島です。

午前中市街地へ買い物と正月用のもち米の精米に出かけましたが

今日の佐渡の海は波一つないべたなぎの海でした。

各集落の磯では「磯ネギ漁」にいそしむ漁師の船が多く見られました。

正月前の「アワビ、サザエ」の稼ぎ時です。

沖合には釣り船が多く見えていました。

釣り船の動きが見受けられないことから、おそらくその場所で

釣果が上がっているものと見えます。

この所佐渡の大謀網では「寒ブリ」の豊漁が言われてますので

おそらく釣り船にも「寒ブリ」の釣果がでているものと

推測されます。

船の手入れができていてすぐ出漁できる状態であれば

すぐにでも船を出すのですがここ数年、農業の方に気を取られていて

船は巻き上げ機のエンジンが始動できないままで修理していないので

下ろせません。

巻き揚げ機のエンジンのキャブレターを掃除すれば動くはずですが

春になって暖かくなってから取り掛かる心算です。

船のエンジンも始動できるかどうか？

海に下ろしてかけてみなければ判りません。

暇なときに試してみます。



今年は暖冬で年末になっても例年の冬の寒さを感じません。

そのせいか、クリスマス、年末と言っても今一つピンと来なくて

年賀状もまだ書いていません。

義姉が亡くなったので女房との連名では出さず

私の関係分をパソコンで印刷するだけですが

例年どうりまだぐずぐずしています。