佐渡に棲んで

退職後の第二の人生を佐渡島で半農半漁の生活でおくり、日々の雑感、釣果の報告などを綴る

春の嵐が続いています。

2012年03月31日 08時11分06秒 | 日記
夜半から続いていた強風雨が今は風が治まり

雨がけっこう強く降っています。

海上は時化ています。

一昨日の夜から、不安定な春の嵐が続いています。


一昨日は朝から好天気で、稲の育苗用のビニールハウスの

作業にかかりました。

昨年の田植え後、ビニールを外して、キュウリ、トマト

なす、すいか・・・・

等の夏野菜や、葉物、青物の野菜を作っていた畝を崩して

耕耘機で耕し、地面を平らにならします。

骨組の周りを通称腰巻と呼ばれるビニールを回します。

ビニールの屋根をかけた時に抑えるためのひもの両端を

かけて結ぶパイプを杭に取り付けます。

ここまでやったところで、あとは屋根をかけて

ひもで固定し、出入り口を取り付けるまでにして

時間切れ、中断していました。

昨日は夜明け前から台風並みの強風、夜明けからは

小雨混じりの風雨となって、作業は出来ず


今日も、雨で作業は出来ないままです。


一日のんびりして過ごすことになります。

農作業、堰普請。

2012年03月29日 06時47分11秒 | 農作業
一昨日、昨日と二日にわたって、集落の稲作農家の

共同作業、堰普請でした。

川の上流にある取水口から、埋設パイプ、U字溝を経由して

田んぼに給水している2系統の水路の清掃作業です。

水路にかぶっている草を刈り、落ち葉で埋まっている部分を

きれいにして水のとうりを良くしていく作業です。

冬の間に落ち葉や砂で埋まっているところがだいぶありますが

スコップやくわ、鎌で掃除して行きます。


昔は、パイプやU字溝で無かった頃は、溝を掘っただけの用水路

だったでしょうから、崩れたところの補修作業が目的だったことで

堰普請と呼ばれたのでしょう。


U字溝の清掃が作業の中心ですが、傾斜のある部分では

堰の中はすべりやすく、注意しながら足腰をふんばるので

意外と体力を使います。


力仕事は全然していないのに、終わると足腰ガタガタで

ぐったりします。

二日間、風呂に入ったらすぐバタンキューと布団に入りました。


今日から田んぼの用水路に水が来ていつでも耕せる状態と

なりました。


天候はまだ寒くて不安定ですが、晴天をねらって

ビニールハウスの組み立て、田んぼの耕作、

種まき・・・・

畑の手入れ、うえつけ・・

忙しくなります。


種もみの芽出し準備

2012年03月26日 10時48分50秒 | 農作業
昨日、種もみを水に浸しました。

種もみは、JAから購入した「コシヒカリBL]です

以前は、自家用で保管していた自家製の種もみを

使用する事もあったようですが、最近は

JAから購入した種もみで無いと収穫米は

JAには出荷できません。


購入した種もみはすでに消毒済みですので

各家では消毒は不要で塩水選のみ行うようにJAでは

指導しています。

周囲では塩水選もやらないところが多いので

我が家も右倣え。


種まきの予定を立ててその日から約2週間から

20日をさかのぼって種もみを水に浸します。


今年は昨年より3日遅くなりました。


来月の10日過ぎに種まきを予定しています。




今日は午後からは、昨年に続いての「民泊」の

受け入れの為に、衛生講習会の受講に出かけます。


明日と明後日は集落の共同作業の堰普請。


だんだん農作業が始りました。


稲作農作業開始、「土入れ」

2012年03月23日 06時11分56秒 | 農作業
いつまでも春らしい陽気にならず、田畑の耕作作業も

開始できていない今年ですが、外仕事に関係しない作業は

進めておかなくてはなりません。

パッとしない天気で風も強い日が続いているのですが

そんな中でも、一昨日には、苗箱の消毒と乾燥

昨日は、苗箱に土入れを実施しました。

近所の家と共同作業で、我が家の分210箱

近所の分120箱、2軒分で330箱の作業です。

土入れ種まき機を使っての作業で、機械のスピードに

あわせて、土を入れ、箱をセット、箱の取り出しと積み上げ

モタモタしていると詰まってしまいます。

近所の人と4人で実施しました。


この後の予定としては、25日に種もみの浸水、

4月10日前後に種まき。


畑にしていたハウス用地の耕地と整地

ハウスのビニールかけ、

村の共同作業での田んぼの堰普請、

田んぼに水を入れての田打ち。



畑も耕して、遅れ気味のジャガイモの植え付け


いよいよ、本格的に農作業の始動です。

映画「家族」山田洋次監督

2012年03月22日 05時40分05秒 | 雑感
彼岸の中日(春分の日)が過ぎたというのに

今年はまだミゾレが降ったり、春一番と云うよりも

冬の季節風そのものと云う強い風が吹いたり

春の到来はまだしと云うこの頃です。


外での仕事が出来ないので炬燵でゴロゴロしてると

睡魔とすっかりおなじみとなり、そのまま心地よい世界へと

いざなわれ、昼の内に充分な睡眠をとってしまいます。

その反動というか、夜の眠りに就く時間が遅くなっている

のが、実情です。

録画した映画を見たり、布団の中で本を読んだりしています。


 録画、再生というと、日頃は電化製品を購入してもほとんど

 操作マニュアルなど読まずに使用して、私など思いつかない

 操作を披露して驚かしてくれる女房が、ことテレビの録画と

 再生については私より操作に熟知しているのは、何なのでしょうか?

 必要は発明の母とはいいますが・・・


一昨日の夜は、NHKのBSで映画「家族」を見て感動しました。

山田洋次監督作品で倍賞千恵子さんの「民子3部作」のひとつです。

ストーリーは、高度成長期の1970年、大阪万博の年に

炭鉱閉山となった生まれ故郷の長崎県の伊王島を捨て

井川比佐志、倍賞千恵子夫婦が笠智衆の老父と就学前の長男、

乳飲み子の長女と、北海道中標津の酪農開拓に入植するために

列車で移動していく展開です。


老父は途中で福山の大企業に勤める次男、前田吟の所に

身を寄せる予定で、一家で立ち寄り一泊しますが、

老父の安住の地では無いことを悟った民子は翌朝

移住の開拓地に老父を連れていく事を決意します。

福山駅で列車の窓越しに、老父との今生の別れをつげた

前田吟は、一人、ローンで購入した36万円の軽マイカーを

運転して戻る車内でハンドルを握りながら号泣します。

 一瞬のワンシーンながら、そこに

老父に、民子には「次男は大企業で高給取り、一戸建てのマイホーム」

と、自慢させながら、身重の妻を抱えているとはいえ

ていよく、長男の兄貴に老父の面倒を押しつけてしまった自分の

こずるさ、見知らぬ極寒の地に老父を追いやるわが身の身勝手さ・・

一瞬のうちにこみあげてくるものを感じさせるシーンです。

 私も同じように兄に親をまかせた次男坊、痛いほど感じます。


 一家はそこから大阪に着き、万博会場にも行きますが入場はせず

入り口で見物した後、新幹線で上京します。


  大阪に勤務していた私は、万博の時は会場近くの豊中市内に

 住んでいました。

 前の年の8月に長女が生まれ、6畳、4畳半、風呂台所の

 3人住まいの所に、万博期間の半年間は、親兄弟、友人が

 入れ替わりやってきました。

 親戚からホテルの予約も頼まれました。

 来客の度に会場に案内して、月の石を見るアメリカ館の長蛇の列に

 並びました。

 長女はいつも、会場で借りた黄色いベビーカーに乗せられました。


映画のシーンに当時のわが身の生活を重ね合わせて見ました。

東京、上野駅の雰囲気も、自分が就職上京した時のままでした。


終始わが身と照らし合わせて観賞できる、身近な映画でした。

山田洋次監督は、日本人の心の琴線に触れる作品を作ってくれます。