とんびの雛

田植えが済むとなんだか大仕事を終えて一段落のように
妙にホッとしてやっと長い冬が明けて春になったような開放的な
気分になるのは、根っからの百姓ではないそれこそ「趣味の園芸」族の
私だけなのでしょうか？

昨日は、カバーを取って片付けたビニールハウスの土をミニロータリーで
耕しました。

ここ数日本州方面は雨模様のようですが佐渡は連休前から天気が続いています。
カバーを外したハウスの土も乾燥してカチカチ、ロータリーの歯も立たず押さえつけても
空しく跳ね上がりちょっと押さえつけをゆるめると、トットと走っていってしまいます。

ツルハシで表面を崩しながら午後いっぱい暗くなるまでかかりました。
久しぶりの力仕事の為息切れしながらの作業の合間にすぐ近くにとんびが
うずくまっているのをとなりのおばさんが発見しました。
弱っているようで抱えて水にくちばしをつけてやっても飲みません。
おばさんが饅頭をやっても興味を持ちません。

夕方まで居ましたが日暮れごろには草陰にでも入ったのか見かけなくなりました。