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「ヒッグス粒子」発見に期待がかかるLHC

2010-07-28 | つぶやき
CERN(欧州合同原子核研究機構)によると2月末に再稼働した世界最大の粒子加速器LHC(大型ハドロン衝突型加速器)が予想以上の実績を上げ、ライバルの米テバトロン加速器が10年かけて成し遂げた数に追い付くほどの成果を4カ月で達成したという。3月には高速に近い速度で陽子同士を衝突させ、「ビッグバン」に近い状況の再現に成功し、寿命が極めて短く(1/10の25乗秒)発見が難しいとされるクォーク中最大質量のトップクォークも既に観測しているという。次なる期待は素粒子物理学の標準モデルで未解決の質量の起源の問題の解明につながる「ヒッグス粒子」の発見であり、これが最大の目的でもある。「ヒッグス粒子の質量が大きければ、今年か来年に見つかる可能性もある」という。また、LHCで発見が期待されている暗黒物質(ダークマター)の探索も数カ月以内に開始するとのことだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2743662/6015814
粒子加速器で素粒子が生成されるのは、アインシュタインの有名な等式「E=mc^2」に基づく現象で、粒子の衝突のエネルギーが物質(素粒子)に変わるからだ。従って、衝突エネルギーの大きな加速器程、より重い素粒子を生成できることになる。因みに、「ヒッグス粒子」の質量は114~182GeV、即ち、陽子や中性子の質量の114~182倍と予想されている。テバトロンは200GeV、LHCは1000GeV以上の質量の素粒子を生成できるようだ。(関連:3/6マイブログ)

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