マイブログへようこそ

気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

音楽の捧げもの(BWV1079)

2021-04-17 | つぶやき

この作品はプロイセンのフレデリック大王のために作曲された室内楽の特別な曲集であるそうだ。1745年5月にバッハがフレデリック大王の宮廷で働いていた息子のカール・フィリップ・エマニュエルを訪れるためにポツダムに行った時に、フレデリックに紹介され、バッハが偉大な即興演奏家であると聞いていたフレデリックはバッハに与えられたテーマ(間違いなく3声のリチェルカーレ(Ricercar a 3)の最初のショット)に基づくフーガをその場で即興演奏するように依頼したそうだ。バッハはそれの素晴らしい仕事をし、「王室のテーマ」について、そのフーガを銅板に刻み印刷することを約束するほどの熱意を示したそうだ。程ない2か月後、バッハは王のテーマに啓発された一連の作曲:トリオソナタ、3声と6声のリチェルカーレ(フーガの原型)および10のカノン、を出版したそうだ。フレデリックは素晴らしい高級プリントを送られ、バッハは高い印刷コストにもかかわらず、彼の傑作を友人の間で配ったそうだ。因みに、バッハ自身はこの曲集を音楽の捧げものとは呼ばず、Regis Iussu Cantio Et Reliqua Canonica Arte Resoluta(王に与えられたテーマとカノン様式で解決した付属物)と呼んだそうだ。この長いタイトルの頭文字は”ricercar”の用語を形成し、それは当時、様々なテーマが導入され、模倣される器楽作品のために使用された名前であるそうだ。●バッハはフレデリック大王のために、当時、新しい楽器であったジルバーマンのフォルテピアノで演奏したそうだ。バッハはそれに熱心で、後にライプツィヒでジルバーマンの代表を務めたそうだ。この録音でもジルバーマンのフォルテピアノを使用したそうだ。 ⇒ Ricercar a 3 from Musikalisches Opfer – Bach (bachvereniging.nl)

●今回公開された以下の演奏は3声のリチェルカーレである。

Ricercar a 3 from Musikalisches Opfer BWV 1079 - Van Doeselaar | Netherlands Bach Society


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。