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管弦楽組曲第4番 二長調(BWV1069)

2019-10-05 | つぶやき

この作品の堂々たる演奏では、通常トランペットとティンパニィを含むが、ここではチェンバロ奏者兼指揮者のLars Ulrik  Mortensenの意図により、そのようにはしていないそうだ。バッハの他の作品との比較により、この作品はトランペットとティンパニィなしで始まったことは長年受け入れられてきたという。ここではトランペットは補助的な色付けに過ぎないという。バッハはこの作品に特別な思い入れがあったようで、1725年に、序曲を「カンタータ BWV110」のシンフォニアとして再登場させ、そのときにトランペットとティンパニィを追加したそうだ。(BWV110の動画も参考までに下記に引用)

●管弦楽組曲(BWV1066~1069)について: ブランデンブルク協奏曲とは異なり、4つの管弦楽組曲は互いに関連していないため、バッハは別の1つ、2つ、さらには10曲も書いた場合もありうるそうだ。ある専門家は別のジャンルからの作品のアレンジメントとさえ考えているそうだ。バッハはワイマールとケーテンの裕福な宮廷のために、見栄えの良い、祝祭音楽を書いただけという。後にコレギウム・ムジクム(※)のレパートリーとして新しい居場所を見つけた時折の音楽。●バッハの組曲(一連の様式化された舞曲)はルイ14世の宮廷でLullyによって書かれた舞踏音楽のスタイルと雰囲気がにじみ出ているそうだ。今日、これを組曲と呼ぶが、当時は序曲あるいはオープニング音楽として知られていたそうだ。王への称賛として、そのような一連の舞曲は王が入場できるスタッカートリズムの堂々としたオープニングで始まり、やや速くフーガ様式の中間セクションが続くそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1069/
(※)16~18世紀にかけてドイツ語圏でみられた民間の音楽愛好家団体(ウィキペディアより)バッハは1730年代、ライプツィヒのコレギウム・ムジクムを率いていた。

●管弦楽組曲は全4曲が既にALL of Bachで公開されている。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/?aob_facet_series_ids=15

Bach - Orchestral Suite No. 4 in D major BWV 1069 - Mortensen | Netherlands Bach Society

Bach - Cantata Unser Mund Sei voll Lachens BWV 110 - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society

(関連:2019/5/22マイブログ


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