この作品はヴィヴァルディの4つのヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲 ロ短調(「調和の霊感」作品3から)をチェンバロ用にアレンジしたもので、調の変更(ロ短調→イ短調)も加えている。4つのシングルソロライン(4弦)を4つの両手用の完全なキーボードパート(数十弦)に拡張することはおそらく刺激的な挑戦であったであろうという。最も印象的な、そしてオリジナルに最も忠実な楽章は第2楽章で、そこではヴァイオリンからチェンバロに移したときに信じられないほどの力と豊かさを得る分散和音に満ちているという。●バッハがキーボードに優れていたのに対し、ヴィヴァルディはヴァイオリンを支配し、さらに重要なことは、ソロ協奏曲の卓越した作曲家であったことだという。バッハはヴィヴァルディの作品3,4,7から様々な協奏曲をオルガンやチェンバロ用にアレンジしたそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1065/
Bach - Concerto in A minor BWV 1065 | Netherlands Bach Society