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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

カンタータ BWV 110

2022-12-16 | つぶやき

このカンタータ の冒頭の合唱には管弦楽組曲第4番ニ長調(BWV1069)の序曲が再利用されており、また、第5楽章にはマニフィカトのVirga Jesseが使用されているそうだ。カンタータの中心で、アルトは「神は人類の救済の報いを受けるために自分の息子をあきらめる」というクリスマス・メッセージの不思議について瞑想するそうだ。初演は1725年12月25日のクリスマス。 ⇒ Unser Mund sei voll Lachens – Bach (bachvereniging.nl) 

Bach - Cantata Unser Mund Sei voll Lachens BWV 110 - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society

(関連:2019/10/5マイブログ


管弦楽組曲 第1番 ハ長調(BWV1066)

2020-03-11 | つぶやき

バッハの現存する器楽音楽については、いつ、なぜ、誰のために書かれたのかについて事実上何も知られていないが、この組曲についても同様であるという。この組曲はケーテン(そこではレオポルド王子が時折、ルイ14世様式の宮廷を夢見ていた)のバンドマスターとしてバッハの時代に作曲された可能性があるが、一方で、ライプツィヒのコレギウム・ムジクムでのコンサートにも適していたという。この組曲でバッハが選んだ舞曲をみると、彼がフランスだけでなくイタリアからもインスピレーションを受けたという。ガヴォット、メヌエット、パスピエは典型的にフランスだが、クーラントはフランスとイタリアの両方で人気があり、フォルラーヌはイタリアで生まれたが、フランスの宮廷でも流行したそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1066/

Bach - Orchestral Suite No. 1 in C major BWV 1066 - Sato | Netherlands Bach Society

(関連:2019/10/28マイブログ


管弦楽組曲第2番ロ短調(BWV1067)

2019-10-28 | つぶやき

バッハの管弦楽組曲第2番はフルートの名手にとってヨーロッパ・バロックのおいしそうな断面だそうだ。序曲が先行する一連の宮廷舞曲(ロンドー、サラバンド、ブーレ、ポロネーズ、メヌエット)はフランスの「エスプリ」が完全にしみ込んでいるように見えるが、輝かしいフルートのパートは華麗なイタリアの独奏協奏曲であり、その下にバッハがしっかりしたドイツの基礎を築いているという。バッハが実際に先行の音楽をからかうために、このおちょくるような「バディネリー」を意図したかどうかは疑問だが、一つ確かなことはフルート奏者(おそらくフランスの名手Pierre-Gabriel Buffardin)はそれを素晴らしく楽しんだに違いないという。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1067/
●管弦楽組曲については「2019/10/5マイブログ」参照

Bach - Orchestral Suite No. 2 in B minor BWV 1067 - Sato | Netherlands Bach Society


管弦楽組曲第4番 二長調(BWV1069)

2019-10-05 | つぶやき

この作品の堂々たる演奏では、通常トランペットとティンパニィを含むが、ここではチェンバロ奏者兼指揮者のLars Ulrik  Mortensenの意図により、そのようにはしていないそうだ。バッハの他の作品との比較により、この作品はトランペットとティンパニィなしで始まったことは長年受け入れられてきたという。ここではトランペットは補助的な色付けに過ぎないという。バッハはこの作品に特別な思い入れがあったようで、1725年に、序曲を「カンタータ BWV110」のシンフォニアとして再登場させ、そのときにトランペットとティンパニィを追加したそうだ。(BWV110の動画も参考までに下記に引用)

●管弦楽組曲(BWV1066~1069)について: ブランデンブルク協奏曲とは異なり、4つの管弦楽組曲は互いに関連していないため、バッハは別の1つ、2つ、さらには10曲も書いた場合もありうるそうだ。ある専門家は別のジャンルからの作品のアレンジメントとさえ考えているそうだ。バッハはワイマールとケーテンの裕福な宮廷のために、見栄えの良い、祝祭音楽を書いただけという。後にコレギウム・ムジクム(※)のレパートリーとして新しい居場所を見つけた時折の音楽。●バッハの組曲(一連の様式化された舞曲)はルイ14世の宮廷でLullyによって書かれた舞踏音楽のスタイルと雰囲気がにじみ出ているそうだ。今日、これを組曲と呼ぶが、当時は序曲あるいはオープニング音楽として知られていたそうだ。王への称賛として、そのような一連の舞曲は王が入場できるスタッカートリズムの堂々としたオープニングで始まり、やや速くフーガ様式の中間セクションが続くそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1069/
(※)16~18世紀にかけてドイツ語圏でみられた民間の音楽愛好家団体(ウィキペディアより)バッハは1730年代、ライプツィヒのコレギウム・ムジクムを率いていた。

●管弦楽組曲は全4曲が既にALL of Bachで公開されている。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/?aob_facet_series_ids=15

Bach - Orchestral Suite No. 4 in D major BWV 1069 - Mortensen | Netherlands Bach Society

Bach - Cantata Unser Mund Sei voll Lachens BWV 110 - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society

(関連:2019/5/22マイブログ


管弦楽組曲第3番ニ長調(BWV1068)

2019-05-22 | つぶやき

第2楽章のアリアが「G線上のアリア」として良く知られているバッハの管弦楽組曲第3番(BWV1068)だが、 これを「管弦楽~」と呼ぶのは時代錯誤ということで、"ALL of Bach"向けのオランダ・バッハ協会によるこの演奏では、管楽器は除き、最小構成の弦楽器だけで演奏している。学者は弦楽器だけのオリジナルバージョンがあって、後に(1730年頃)にオーボエ、トランペット、ティンパニを追加したと考えているそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-1068/

Bach - Orchestral Suite No. 3 in D major BWV 1068 - Mortensen | Netherlands Bach Society