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世界初、未確認のニュートリノ振動を確認

2013-07-20 | つぶやき

高エネルギー加速器研究機構(つくば市)など11カ国の国際研究チームが19日、ニュートリノが「ミュー型」から「電子型」に変化する現象を世界で初めて確認したそうだ。ニュートリノには電子型、ミュー型、タウ型の3種類があり、互いに別の型に変化し続けている(これをニュートリノ振動という)。実験で確認が可能は変化は電子型から他の型へとミュー型から他の型への4種類であるが、今まで「ミュー型」→「電子型」への変化は確認できていなかった。●同チームは東海村にある大強度陽子加速器施設「J-PARC」(5月の放射能漏れ事故で停止中)で大量のミュー型ニュートリノを作り、約295km離れた東大の観測装置「スーパーカミオカンデ」(飛騨市)に向けて発射、2010年1月~今年4月までに532個のニュートリノを検出、うち28個が電子型と分かったそうだ。これにより変化が起きた確率は99.9999%以上となり、学問的に認定されたそうだ。 ⇒ http://mainichi.jp/select/news/20130720k0000m040033000c.html
ビッグバンで宇宙が誕生したとき、粒子と反粒子は同数できた筈なのに、僅か(10億分の2)に粒子の方が多かったために、宇宙に物質が存在すると考えられているが、粒子がそれだけ多かった理由は「CP対称性の破れ」だけでは説明できず、謎とされている。ニュートリノにも反ニュートリノがあり、両者の間でCP対処性の破れがあると考えられており、それが確認できれば、物質存在の謎に迫れる可能性があるという。今回の成果は、ニュートリノの対称性の破れを確認する第一歩となるようだ。
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