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ジレンマに悩む「公共広告」

2013-07-14 | つぶやき

各種メディアで「公共広告」を流しているACジャパン(旧称:公共広告機構)が7月から「自己広告」を流し始めたそうだ。民間の組織であることを知ってもらうためのようだ。昨年の認知度調査で、名前を知っているのは64%も、活動内容まで知っているのは8%に過ぎなかったそうだ。(私も前者に属する一人だが)●この組織は1971年にサントリーの故社長佐治敬三氏が米国の公共広告を参考に、関西企業に呼びかけて発足、74年に全国組織となり、現在は1千超の会員企業の会費で運営されている公益社団法人ということだ。広告会社などが広告を作り、広告枠は会員メディアが無償提供するそうだ。東日本大震災後の2010年度に大量に流れたことは記憶に新しいが、広告主のCM自粛の穴埋めによるものだったようだ。●時事の公共問題について発信してきたACジャパンであるが、人々がメディア表現に敏感な時代になり、近年は広告の表現に悩んでいるそうだ。メッセージに傷つく人がいて、思いもしない苦情が来るケースが増えているという。例えば、震災から半月弱で、8つのCMの中断をテレビ局に依頼することになったそうだ。一方、誰がみても納得できるものは平凡でインパクトが弱くなってしまうというジレンマがあるそうだ。 ⇒ 7/14朝日新聞
2010年度に流れた「こだまでしょうか」は印象深く記憶に残っている。余談だが、私の頭の中ではこのCMとMUSIQUAの「世界の別名」という曲(6/12マイブログ参照)の間に強いリンクが張られている。